おしゃべり時計は「CLOCKMAN」か「GOOD EGG TALKING CLOCK」か
単なる時計でなく遊び心のある時計が欲しい。タカラトミーの「CLOCKMAN」は立方体に口と目がつき、時刻を教えるべくおしゃべりし、そのたびに目や口を動かす。店頭で「これは面白そうだ」と買いたい気持ちに駆られ、性格の異なるA型・B型・O型・AB型、さらには話し方の異なる関西育ちの「上方」と阪神タイガースファンの「虎型」が並ぶ中から、なんとなくB型を購入した。
B型モデルだからという理由が多分にあるのだろうが、購入したCLOCKMANは、時計なのだが時間を聞こうにも「ただいまの時刻は……ヒミツ!」とだけ話し(ごく稀に時刻を分単位で説明してくれる)、そのくせ突然「ふふふ……おっと、思い出し笑い」とか「カモーンベイビー!」などと、脈絡無く、表情を変化させて語り出す。「時計」としての仕事をこなす時計ではないが、部屋が賑やかになる面白い一品だ。
筆者の買った2つの時計らしからぬ時計。青色のCLOCKMANはB型モデル | 設定用ボタンが集まるCLOCKMANの背面とGOOD EGG TALKING CLOCKの底面 |
もうちょっと時計として働いてくれる時計はないものか、とさらに買ってみたのがユエントの「GOOD EGG TALKING CLOCK」だ。ニワトリをイメージした円錐形の本体の横に球体がついた本体は、ニワトリの口にあたる球体を上から1回押すと時刻について、ダブルクリックのように2回押すと何月何日の何曜日であるかについて、それぞれ音声で教えてくれる。
こちらもCLOCKMAN同様、見た目は時計の形態ではないが、GOOD EGG TALKING CLOCKは底面裏がデジタル時計となっているので、液晶画面で時刻を確認できる。音声は日本語、英語に対応したバイリンガルだが、CLOCKMANが人が吹き込んだリアルな声であるのに対し、GOOD EGG TALKING CLOCKは機械的な音声で、英語の音声に関しては日本人の筆者には聞き取りにくい。
GOOD EGG TALKING CLOCKは、無駄なおしゃべりはなく確実に答えてくれるので、暗い寝室で時刻を確認するときなどにも向いている。またユエントはデザインにこだわった製品をリリースしており、デザインにこだわった空間にもマッチしやすい印象だ。
個性的な「CLOCKMAN」か、無難な「GOOD EGG TALKING CLOCK」か。両方買った筆者としてはどちらも買ってよかったと思う製品だ。機能的には、しつこさやきまぐれ加減で若干の違いはあるけれど、声で呼んでくれるアラーム機能をはじめほぼ互角。気になった方は自分のライフスタイルにあったほうを選んでもらいたい。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
CLOCKMAN | タカラトミー | 3140円 |
GOOD EGG TALKING CLOCK | ユエント | 5250円 |
2010/12/14 06:00