本日の一品

今年は「BIC BOY」フィギュア付き、BICのステーショナリーセット

今年最初の「ビックボーイステーショナリーセット」は、てっぺんにビックボーイが鎮座するペンケースに5本のペンやマーカーとスティック糊のセットだ

 オレンジボディでボールド(太字)な筆跡が特徴のフランスの筆記具メーカーといえば「ソシエテ・ビック社」だ。ソシエテを外した、ただの「ビック(BIC)」なら、多くの読者に馴染みがあるだろう。ライターやシェーバーも手がけているが、BICといえばやはりボールペンだろう。

メインの筆記具がビックのミディアムボールペンという筆者はBIC箱買い派だ

 そのボールペン事業では一時期、世界的なホテルチェーンが備え付けているボールペンは、すべてBICの0.7mmか1.0mmではないかと思えるほどの勢いだったが、今ではその数も大きく減って残念な限りだ。

 新しいビックボールペンが発売されると、使う当てがなくてもひとまずは数本を大人買いするほどボールペン好きな筆者だが、普段使いはBICのボールド(1.0mm太字)。昔からBICのボールペンには目がないほど“BICフリーク”なのだ。そんな筆者が毎年楽しみにしているのが、BIC社のさまざまな筆記具をアソートにした“ステーショナリーセット”だ。

 先日、文具屋さんをふらふらと回遊していたときに偶然見つけたのは、ビック社のマスコット「ビックボーイ」がてっぺんに鎮座している円筒形のペンケースに入った「ビックボーイステーショナリーセット」だった。

後ろ手でボールペンを持つ正統派ビッグボーイのキャップ
筆者が長年デスクトップに飾っているビックボーイは前で本物のビックボールペンを支える大型モデル(右)
左から、グルースティック、4色ボールペン 0.7mm、ハイライターグリップ・ピンク、クリスタル1.6mm蛍光オレンジ、クリスタルエクストラスムース0.7mm 黒、マティックGスパイシー0.7mm

 ペンケースの中身は、「4色ボールペン0.7mm(黒・赤・青・緑)」、ボールペン「クリスタルエクストラスムース0.7mm 黒」、超太字ボールペン「クリスタル 1.6mm 蛍光オレンジ」、マーカー「ハイライターグリップ ピンク」、シャープペンシル「マティックGスパイシー0.7mm」、スティック糊「グルースティック」と、全部で6種類のアソートだ。

 ボールペンについてはボールド(太字1.0mm)モデル以外に全く関心が無い筆者なので、今回、興味を特に持ったのはボール径1.6mmの超太字でインクが蛍光オレンジの「クリスタル1.6mm」だった。通常のハイライター(マーカー)は、幅広のフェルトペン先を使って一回で強調点や注意箇所をマーキングするのが一般的だが、「クリスタル1.6mm」は、何度か上書きして強調するイメージにピッタリのボールペンだ。そもそもがボールペンなので、マーカーとして使うだけでなく、同時に文字やイラストを筆記できるのも強みだ。

「クリスタル1.6mm蛍光オレンジ(超太字ボールペン)」はフェルトペンタイプのベタ塗りマーカーではなく、超極太ボールを採用した蛍光オレンジのハイライター。文字も描けて意外に便利だ

 ほかに気に入ったのは“パンダカラー”のボールペン「クリスタルエクストラスムース」。もしこれが0.7mmのウルトラファインじゃなく、1.0mmのミディアムであれば、ぜひとも普段使いのボールペンにしたかったところだ。定期的にアソートやパッケージをガラリと替えて発売されるBICのステーショナリーセットは、いつも目が離せないステーショナリー界の面白アイテムだ。

「クリスタルエクストラスムース0.7mm 黒(ボールペン)」は外観が気に入った
製品名販売元購入価格
ビックボーイステーショナリーセットBIC853円(税込)