スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

ストロングなUSBケーブルを使ってゆきたい!

ストロングなUSBケーブルを使ってゆきたい!

 去年あたりから「頑丈なUSBケーブル」を鋭意使い始めた筆者。「断線しにくい!」「タフ!」を謳うストロングなUSBケーブルですネ。オートバイに乗りながらスマートデバイスをUSB充電する機会が増えたことがキッカケです。

左は硬質なUSBケーブルで「ナイロンとアルミニウムで作られている」というもので、4000回折り曲げても大丈夫だとか。右は表面が金属ホースで覆われているUSBケーブルで、これも断線などしにくそうです。

 バイクやクルマ、あるいは外出先でスマートデバイスにUSBケーブルをつなぐときって、な~んかケーブルを雑に扱いがち。自宅では丁寧にケーブルを扱っていても、ナゼか出先だとケーブルの扱いがテキトーになりがちな筆者なんです。出先だと気がせいて動作が大雑把になってるんでしょうか?

 そんなわけで、主に出先にて写真のような「タフでストロングなUSBケーブル」を多用中。確かにフツーのUSBケーブルより硬質で耐久性があり、また折れ曲がりにくいので、けっこーラフに扱っても大丈夫です。コネクタ部も頑丈。断線やよじれやコネクタ破損などが起きにくいということで、扱いにあまり気遣いする必要もなく、とても気軽にUSBケーブルを扱えてイイ感じです。

 現在も引き続き、「タフ」「断線に強い」といった謳い文句に惹かれ、ストロングなUSBケーブルに手を出しがち。1本の価格はけっこーお高いんですが、その堅牢さからかな~り長持ちしそう。耐用年数が長そうなので、強靱なUSBケーブルばかり買ってしまいます。

 というわけで、今回は筆者が使って「なかなかイイ!」と感じた「強靱系」のUSBケーブルを何種類かご紹介したいと思います。なお、以下に登場するLightningコネクタ対応ケーブルは全てアップルのMFi(Made For iPhone/iPad/iPod)認証品です。

ド定番? の「オウルテック」ブランド品

 ストロングなUSBケーブルとして、多くの売り場で必ず見かけるのが「オウルテック」ブランドの製品です。3年以上前から展開しているらしく、そのジャンルでは老舗かもしれません。

 さておき、初めて「このUSBケーブルは確かに頑丈!」とか思ったのは、オウルテックの「OWL-CBJDSLT シリーズ」(公式ページ)です。同社従来ケーブルより約3.5倍長持ちというコトですが、触った瞬間に「あら頑丈!」と感じられました。

オウルテックの「OWL-CBJDSLT シリーズ」。Lightning-USBtypeAの急速充電+データ転送ケーブルですが、ケーブル表面がナイロンメッシュで覆われ、コネクタ部には硬質プラスチックが採用されています。かなり張りのあるケーブルで、自転車のブレーキ用ワイヤーのようなイメージ。グイグイ引っ張っても「伸び」が感じられません。microUSBタイプもラインナップされています(公式ページ)。

 それから、今年に入って買ったオウルテック「OWL-CBJDCLT シリーズ」(公式ページ)。前述のケーブルより何となく弱めって感じがするんですが、パッケージには「12000回の折り曲げテストに合格!!」とあり、十分な耐久性がありそうです。表面が布で覆われているのも特徴的。一見「オシャレ系USBケーブル」に見えますが、イロイロと実力派っぽいケーブルで、ケーブル自体が硬すぎないなど使いやすさも良好です。

オウルテックの「OWL-CBJDCLT シリーズ」。表面が布で覆われたUSBケーブルで、デニム調と迷彩調から選べます。ケーブル自体はまあまあ柔らかめ。コネクタ部はメタルで、ケーブルとの接続部は長めで樹脂製。ケーブルは12000回の折り曲げテストに合格しています。わりとしなやかで扱いやすいケーブルで、タフさも十分という印象です。

 そしてつい最近発売された、オウルテックの「折り曲げ耐性5万回のタフネス充電ケーブル」(ケータイ Watch ニュース記事)。オウルテックのストロングなケーブルが気に入っているので、速攻でこの最新型を購入しました。各種ありますが、Lightning-USBtypeAタイプの「OWL-CBKLT シリーズ」(公式ページ)を購入。

オウルテック「OWL-CBKLT シリーズ」。50000回以上の折り曲げ試験をパスした、最新のストロングなUSBケーブルです。コネクタ部が長め・頑丈で、ケーブル内部の強化素材としてアラミド繊維が使われています。ケーブルは比較的にしなやかで、表面には滑らかで肌触りのよい強化メッシュが使われています。

 この最新のストロングなUSBケーブルですが、使い心地はかなりイイ感じ。ケーブルもコネクタも頑丈という印象なんですが、ケーブルがしなやかで触り心地が良い。「いかにも頑丈なケーブル」みたいな触り心地ではなく、手で触れて違和感のない感触。ケーブル自体にクセが付きにくいようで、両手でシュッとしごけばだいたい真っ直ぐに伸びてくれるのも好印象です。最初に挙げた「OWL-CBJDSLT シリーズ」よりも強靱になっているハズですが、同時にしなやかさをはじめとする使いやすさも高まっているのはナイス! しかしまあ5万回の折り曲げに耐えるってスゴいですネ♪

気分良く使えるセイワの「メタルプロテクト系」ケーブル

 個人的にヒッジョーに好きなケーブルがあります。セイワの「メタルプロテクト系」ケーブルです。カー用品でおなじみのブランドですが、ステンレス皮膜の各種ケーブルを発売していて、筆者はLightning-USBtypeAケーブルやAUXケーブルを使用中。使っている製品の公式ページは、USBケーブルがコレコレで、AUXケーブルはコレコレです。

セイワの「メタルプロテクト系」ケーブル。ケーブルの外皮がステンレスのホースのようなもので覆われています。見栄えはメタリック。Lightning-USBtypeAケーブルの場合、コネクタ部もしっかり強度が備わっており、屈曲テストは1万回以上に耐えるそうです(AUXケーブルは1万4000回以上)。
ケーブル部は金属の滑らかな触り心地があり、意外なほどしなやかです。弾力がありつつしなやかなので、クセもほとんど付きません。丸く巻いた状態でもまとまりが良く、とても気分良く使えます。

 セイワの「メタルプロテクト系」ケーブルですが、オウルテックのケーブルなどに比べると、強度面では「そこそこ」といったところでしょうか。一般的なケーブルよりはずっとストロングだと思いますが、徹底的ってほどではない、みたいな。

 でもステンレス皮膜がとてもイイ感じ。しなやかですし、触り心地も滑らかですし、しごいたりしなくてもわりと真っ直ぐ伸びます。丸く巻いた状態でもまとまりが良い。ですので、ケーブルとして非常に扱いやすいです。

 また、見栄えが独特で、その光沢は主張するかのようです。何と言うか、どう使っても「サマになる」という印象。強度、使いやすさ、見た目の、それぞれのバランスに非常に優れたケーブルだと感じ、気分良く使っております。モノとしての魅力から、ついつい買い増したくなりますが、このテのケーブルは長持ちするのでその必要はなさそう……。

バリエーション豊富な「エアージェイ」ブランド品

 も~しかしたらオウルテックのケーブルよりも、売り場でよく見かけるかもしれないのが「エアージェイ(air-J)」ブランド(公式ページ)のストロングなUSBケーブル。パッケージに「最強」とか「極強」などの文字がプリントされていたりします。入手性の良さから、ついついエアージェイのストロング系ケーブルを買っちゃったりしている筆者ですが、以下、手持ち品をいくつかご紹介します。

エアージェイの「スーパーストロングLightning-USBケーブル」(公式ページ)。細めでやや張りのあるケーブル。ケーブル部はナイロン製と思われるメッシュで覆われ、プラグとケーブルの接続部付近は断線防止バネで覆われています。コネクタ部はアルミ素材。
エアージェイの「L字型Lightning USBケーブル」(公式ページ)。コネクタ部は、Lightning側もUSBtypeA側もL字になっており、モバイルバッテリーとスマートフォンなどを接続するのに好都合。ケーブルは細めでやや張りがあり、ナイロン製と思われるメッシュで覆われています。
エアージェイの「ULTRA STRONG ステンレスLightningケーブル」(公式ページ)。ケーブル部がステンレス製のホースで覆われているケーブルです。ケーブルはやや太めという印象ですが、しなやかさを備えています。コネクタ部はモールド加工により曲がりにくくなっています。

 これらのケーブル、「断線に強い」「耐久性抜群」などと書かれているわりには、具体的な強度が示されていなかったりして、少々戸惑います。ただ、触ってみれば「普通のケーブルよりかなり頑丈」という印象で、実際に使っていても「断線しそう」とか「コネクタ部がもげそう」といった感じはありません。このブランドの製品、カラーやコネクタタイプの違いでラインナップが豊富なので、「普通のケーブルより強度があるもので、好みの色やカタチがあるものから選びたい」というときにイイかもしれません。

 てな感じの「ストロングなUSBケーブル」各種。主にLightning系のケーブルをご紹介しましたが、もちろん同様のmicroUSB系の商品も存在しています。十分な強度があるケーブルは安心しつつラクに使えますし、たぶんかなり長持ち。ぜひ一度使ってみてください♪

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。