みんなのケータイ

 Windowsタブレット「Iconia W4-820/FH」を使いはじめてそろそろ数カ月。これまでの2回(1回目2回目)はケータイとは全く関係の無い話が続き、そろそろ関係する話題を書いておかないと読者に怒られそうなので、今回は関係のあるネタにしておこうと思う。

 Iconia W4-820/FHの場合、3GやLTEといったモバイルネットワークには非対応なので、通信は無線LAN経由で、ということになる。会社や自宅など、無線LAN環境が整った場所では問題無いのだが、出先での利用となるとスマートフォンのテザリング等を利用することになる。

 しかし、そこには7GB/月の壁が相変わらず存在するわけで、会社や自宅と同じ感覚で巨大ファイルの送受信を繰り返すと、128kbpsに通信速度制限をかけられるか、「エクストラオプション」を申し込んで2GBごとに2500円を支払うかの2択を突きつけられる。幸いにして、筆者の使い方で7GBに到達した月は無いものの、気を付けておくに越したことはない。

接続先を右クリックもしくはロングタップで設定メニューを呼び出せる

 Windows 8には、無線LANの接続先ごとに「従量制課金接続」かどうかを設定する機能が用意されており、これを設定しておくと、

・Windows Updateで、優先度の高い更新プログラムだけがダウンロードされる。
・Windowsストアからのアプリのダウンロードが一時停止される。
・スタート画面のタイルで更新が停止する。
・オフラインファイルが自動的に同期されない。

といった制限が有効になる(参考:従量制課金接続: FAQ(マイクロソフト))。テザリング利用が多いユーザーは要チェックだ。

au Wi-Fi接続ツール

 さらに、筆者の場合、auのAQUOS PHONE SERIE SHL22を使用しているが、意外に知られていないのが、au Wi-Fi SPOTをパソコンからダイレクトに利用する方法。au Wi-Fi SPOTでは、契約しているスマートフォンとは別に無料でもう1台接続可能なのだ。パソコン向けには「au Wi-Fi接続ツール」が提供されており、これをインストールし、自分のau IDを設定しておくことで、au Wi-Fi SPOTが利用できるようになる。au Wi-Fi SPOTのエリア内なら、こちらを利用することで、スマートフォン側のパケット通信を無駄に消費しなくて済む。場面に応じて、うまく活用していただきたい。