みんなのケータイ

ロックスクリーンアプリ「Cover」がアツい
Gmailアイコンを右方向にスライドさせるとアプリ画面に遷移する

 4月7日にTwitterによる買収が発表されたロックスクリーンアプリ「Cover」。当コーナーでも2年近く前の2012年7月に「ロックスクリーンアプリがアツい!」なんていうタイトルで記事にしていたんだけれど、ロックスクリーンアプリはやっぱりアツくなってきているのかもしれない。

 この「Cover」は、これまでの他のロックスクリーンアプリよりもランチャー要素の強い作りになっている。操作性自体はロック画面でよく使われる左右のスライド操作が基本で、左サイドに縦に並ぶアプリアイコンを右方向へスライドさせると、そのアプリが直接起動する仕組み。ロック解除を兼ねた操作で目的のアプリを素早く起動でき、効率的な使い方が可能になるというわけだ。

 ロック画面に並ぶこれらのアプリアイコンは、ユーザーの使う頻度に応じて自動で入れ替わる。さらに、あらかじめ自宅やオフィスの場所を指定しておけば、GPSなどから取得した位置情報をもとに今どこにいるのかを判定して、その場所に応じたアプリアイコンが表示されるようにもなっている。「Cover」の最大の特徴は、この“場所に応じたアプリの提示”にある。

自宅とオフィスの住所をアルファベットで入力しておくと……
GPSなどから取得した位置情報を元にどこにいるかを自動判断。オフィス付近では“work”のモードに切り替わり、仕事中によく使うアプリが提示される
画面右上から自宅、オフィス、車内、外出中という4パターンのモードに手動で切り替えることもできる
ロック画面に表示させたくないアプリの指定も可能

 多くのユーザーは、自宅にいる時とオフィスで仕事をしている時、あるいは外出している時、スマートフォンの用途はそれぞれで全く同じというわけではないだろう。自宅であればゲームをプレーすることが多いかもしれないし、オフィスではスケジュール管理のためのアプリやメモ帳なんかを使うかもしれない(スマートフォンに全く触らない人もいるだろうけど)。また、外出中ならマップを使う頻度が高そうだ。

 そのようなシチュエーションによって異なる使用アプリを優先的にロック画面に表示して、すぐに起動できるところがポイントなのだ。数日使ってみて、ARROWS NX F-01F独自の指紋認証とも相性に問題はなく、かなり便利に使えているが、今回のTwitterによる買収で、いずれロック画面でタイムラインを表示したり、ツイートを投稿したりできるようになるのだろうか。あるいは、その場所に関連した他のユーザーのツイートを自動で表示してくれたりするのか……。

 個人的には、リアルで鉢合わせしたくない人を避けられるiOSアプリ「Cloak」のような機能を盛り込んで、ロック画面で警告してくれるような仕組みも入れてくれると面白そうだなと思ったりもしているけれど、どうだろう。

ちなみに自分のメールアドレス(Gmailアカウント)を指定しておくと、機種変更してインストールし直した時でも設定を引き継げるようだ
ホーム画面ではランチャーとして動作。右上もしくは左上から下方向にスライド操作すると、アプリアイコンが出現するようになっている