みんなのケータイ

 2月後半は毎年訪問しているMobile World Congress(MWC)の取材でスペインのバルセロナに1週間近く滞在した。昨年はAndroidスマートフォンを現地でメインに利用していたが、今年は思い切ってLumia 920を使ってみた。海外渡航先で真っ先に使うのは地図サービスだが、Nokiaマップはここスペインでも細かい表示がされるので十分実用的だ。香港でも使えたことを考えると、日本の地図がスカスカであるのもぜひとも何とかして欲しいと思えてしまう。

 また、今年のMWCではNFCスマートフォンを利用した「NFCバッジ」の利用が可能だった。この手のサービスは通常iPhoneとAndroidだけに対応することが一般的だが、なんとNFCバッジはWindows Phoneにも対応しているとのこと。さっそくLumia 920にアプリを落とし、写真登録後にMWC会場のNFCゲートを通ってみたところ、問題なく入場できた。

Nokiaマップ
MWCのNFCバッジ

 NFCというかおサイフ系のサービス派海外ではまだ普及が進んでいないが、こうして記者にNFCを使わせることで、その利便性を伝えるというのも面白い試みかもしれない。MWCは入場時に顔写真入りの身分証明書を見せるのが面倒で、しかもパスポートを忘れてしまい朝の忙しい時間にわざわざまたホテルに戻ってしまった経験がある筆者だけに、今回のNFCバッジはとても便利だった。

LebaraのプリペイドSIM

 さて、海外に出れば現地のプリペイドSIMを毎回購入するが、今回も料金の安いYoigoのSIMを購入した。去年までは店によってはマイクロSIMが無くSIMカッターでその場で切断して売ってくれることも合ったが、今年はどの店にもマイクロSIMの在庫はあった。だが、去年もそうだったが、ネットワーク品質がイマイチで、街中の売店でMVNO事業者のLebaraのものを追加購入してみた。

 MNO事業者の店と違い、その場でパスポートを見せるだけですぐに受け取れるし、500MB/5ユーロのデータ料金は安い。しかも10ユーロ入れるとボーナスで20ユーロがチャージされるので、データ料金もかなりおトクだ。ただし、マイクロSIMは無いのでSIMカッターは必須となる。回線はVodafoneなので品質も良く、来年のMWCはこのLebaraのプリペイドSIMをまた買おうと思う。