カメラの使い勝手がさすがなGalaxy S

2010年10月15日 06:00
(山根康宏)

 サムスンのフラッグシップモデルと言えるGalaxy Sは、カメラ性能もなかなかのものだ。画質は500万画素だが個人的には数字以上に綺麗に感じる。Galaxy Sの発色のよいスーパー有機ELディスプレイで見るとなおさらそう感じるのかもしれない。撮影中に画面タップでフォーカスを合わせたり、パノラマ撮影、スマイルショットや手振れ補正など一通りの機能もそろっている。また動画は最大1280×720ピクセルのHD画質の録画に対応。専用ケーブルを使えばHDMI出力で大画面TVで見ることもできるのだがそちらはケーブルが入手困難でまだ試していない。ヘッドフォンジャックを使うアナログRGB出力ケーブルなら売っているのでそちらで今度試してみようと思っている。

 ところでGalaxy Sのカメラには実はフラッシュが無い。最初はこれが不便と考えたのだが、よくよく考えてみると普段携帯電話のカメラでフラッシュを使うシーンって暗いところで集合写真を撮るくらい。フラッシュの光が強すぎて写真写りがイマイチなんてこともあるし、部屋の中で写真を撮ろうとすると自動でフラッシュが光ってしまってあわててオフに切り替える、そんなことも普段よくやっているような気がする。食事の写真を撮ってTwitterにあげるときも、撮影時にいきなり光ってしまって回りに迷惑をかけることも無いのでフラッシュ無しのほうが逆に便利に感じてしまうことも多い。

 さて撮影した写真はビューワーである「Gallery」で一覧表示できる。日付ごとにサムネイル表示でフォルダ分けされるのも便利だし、写真一覧のスクロールも流れるように動くのが使いやすい。また写真撮影後すぐや、このGalleryからそのままTwitterなどのSNSサービスに直接写真をアップできるのも便利。筆者はタッチパネル端末での文字入力がやや苦手なほうだったのだが、Galaxy Sで食事の写真を撮ってTwitterにあげているうちに慣れてしまった。今ではメールやメモ書きなどもGalaxy Sでサクサク文字入力している毎日である。