みんなのケータイ

左右完全分離型のノイキャンイヤフォン「WF-1000X」に期待

この夏よく使ったヘッドフォン「MDR-1000X」と、イヤホン「MDR-EX31BN」

 以前ご紹介している通り、生まれて初めて買ったヘッドフォンがSONYの「MDR-1000X」。すっかりそのノイズキャンセリング性能と、操作性のとりこになりました。スマートフォンの周辺機器として、イヤホンやヘッドフォンに注目するいい機会になりました。

 その後「AirPods」を買ってみたらジムで片耳すっとばして焦ってみたり、さらにはセンサーへの無意識のタッチで、iPhoneの予期せぬ発信に翻弄されたりしました。

 本体で操作を切ってるのにヘッドフォン側の操作で「音声コントロール」が起動してしまうのは納得がいきませんが、その後、「MDR-1000X」で触ってるつもりはないのに音声コントロールが起動する1つのタイミングとして、“電源をいれたまま首から掛けたスタイル”があると気づきました。首を動かしていると、頬がハウジングに触れる瞬間があったのです。

 いずれにせよ、夏のオーバーイヤーはとても暑いですし、タッチセンサーのないノイズキャンセリング対応のワイヤレス“イヤホン”が使いたくなって、同じくソニーの「MDR-EX31BN」を買ってみました。

MDR-EX31BN

 そのノイズキャンセリング性能は期待していた以上で、オンにすると違いがハッキリ分かるレベル。耳も涼しいし、誤操作の不安もないし、コンプライのイヤーピースに付け替えて楽しんでおりました。

 ただ、いくつか気になる点も発生。まず「MDR-1000X」で慣れたハウジング操作をしそうになる(苦笑)。これは完全にクセなので仕方ないのですが、右耳をスッスッと指で操作できることの快適性を再確認。

 ワイヤレスとはいえ、本体とイヤホンの間はケーブルで繋がっているので、顔の周りが完全にフリーになった感じは得られず。ケーブルがないってやはり相当爽快なんだな、とこれまた再確認。

縦長なので、この状態で首周りに装着するのが辛い洋服もあります

 もう1つ。縦長の形状なので服に取り付けたときの出っ張りが気になること。服に胸ポケットがないので、どうしても首周りにつけるしかありません。このとき洋服によっては、イヤホンに向けて伸びているケーブル部分が顔に近くなって気持ちが悪い。動作によっては不意にクリップがはずれて、耳から本体がぶらーんと下がってしまうこともありました。これは女性の洋服特有の悩みかもしれませんが、あまりよろしくありません。

 夏も終わりに近づいた頃、気づいたらまた「MDR-1000X」に戻ってまして、ときどき片耳ずつ外しながら「あっち~! 涼しい~!」なんてやってました。すると、ソニーのヘッドフォンに新たな動きが!(関連記事その1関連記事その2

 なんと。「MDR-1000X」の後継機に「WH-1000XM2」、さらに1000Xシリーズに、あらたに分離型のNCイヤホン「WF-1000X」が加わるんですね。しかも「WF-1000X」はスマートフォンからもコントロールできるようになると。

 小さな「WF-1000X」の物理ボタンの使いやすさが気になるところですが、触れただけで音声コントロールが起動するということはなさそうですし、もしかしたら現時点でもっとも先端かつ理想的なスタイルかもしれません。シャンパンゴールドというカラーもしっかり維持されてますし、装着したときアクセサリー感があってよさそう。

 「WF-1000X」、ちょっと……というか、かなり期待しているところです。