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Nougatへの移行無事完了、独自拡張の片手操作サポートに歓喜

【Moto G4 Plus】

OSバージョンアップの案内画面

 昨年7月の製品発表当初から予告されていた、「Moto G4 Plus」のOSのNougat(Android 7.0)へのバージョンアップがついに実施されました! 筆者の場合は1月30日の夜22時頃に手動更新チェックしたところ、案内を確認しました。ケータイ Watchでニュースになる前だったので、数時間分だけ得したかも?

 800MB超の更新データをダウンロードするのにさすがに時間がかかりそうだったので、風呂に入ったりしながら待ち、おおよそ2時間程度で全作業が完了。特につまずいた部分はなく、現在も無事稼働しています。

 具体的なアップデート内容はリリースノートにまとめられています。この中で特に嬉しい機能は、やはり分割画面ビューですね。アプリ履歴ボタンの長押しで簡単に起動。GoogleカレンダーとGmailを並べて、スケジュールを考える……なんてことができます。タブレットよりは大分小さい5.5インチ画面ではありますが、それでもやはり便利だと感じます。

通信が混雑している時間帯だったから、ダウンロードにはかなり時間がかかりました
バージョンアップの最終確認

 ただ、真価を発揮するのはYouTubeアプリとの組み合わせです。動画を視聴中、急に何か調べ物をしたくなったときに分割画面を起動し、Chromeで検索できるのは本当に素晴らしいです。実際の挙動についてフォローしますと、まず単画面→分割画面への切り換え時に動画再生が一瞬だけ停止しますが、再生ボタンを押し直す必要はなし。逆に、分割画面→単画面の際には再生が完全に停止するようです。

GoogleカレンダーとChromeを分割画面表示したところ
分割状態からアプリ履歴ボタンを短押しすると、下半分のアプリの切り替えモードに移行。このため、アプリが上下どちらにあるかで微妙に使い勝手が異なります

 分割画面表示にはアプリ側が対応していなければならず、例えばLINEはまったく表示できません(少なくとも現状では)。また、Abema TVアプリでは利用中に分割表示へ移行すると、映像が出なくなります(音の出力は継続)。他にも、ウインドウの上下(横表示時の左右)を入れ替えるのが面倒だったり……。UI面の洗練にはまだまだ時間がかかりそうです。

 そしてもう1つ。Nougatとは直接関係ありませんが、モトローラ系端末の数少ない独自要素である「Motoアクション(Actions)」もパワーアップしており、片手操作モードが新規追加されました。表示内容が全体的に縮小され、液晶画面下方向に寄るという仕様です。

 縮小率の設定こそありませんが、機能呼び出し時のフリック方向に応じて表示位置を左下・下・右下から選択できるので、右手・左手どちらでも使いやすいです。Android OS自体が片手操作サポートを導入するその日まで、ありがたーく使わせていただきます!

アプリがそもそも分割表示に対応していないと、正常に動作しないのが難点
プリインストールアプリ「Motoアクション(Actions)」から片手操作モード関連の設定が可能
片手モードへの移行法。画面下部のホームボタン・戻るボタン・アプリ履歴ボタンが表示されているあたりから、指をフリックする。上手く移行しない場合は、フリックの距離をなるべく長くしてみよう
片手操作モードへ移行した状態。黒い部分をタップするまで、この状態が続く。右手操作中に、Chromeのブックマーク画面左上の「←」ボタンにも手が届く(はず)!