みんなのケータイ
Windows 10 MobileでLINEモバイルが使えるか試してみた
【NuAns NEO】
2016年10月13日 06:00
あの「LINE」が手がける格安スマホサービス、LINEモバイルがこの秋から本格スタートしました。最大の特徴はLINEをはじめ、Facebook、Twitterといった人気SNSへの投稿や、写真・動画のアップロードが通信費にカウントされない、「カウントフリー」になること。LINEだけカウントされない上限1GB、月額500円~の「LINEフリープラン」と、LINE、Facebook、Twitterがカウントされない上限3GB~、月額1110円~の「コミュニケーションフリープラン」が選べるようになっています。
筆者のスマートフォンの用途の約50%はSNSの閲覧と投稿なので、それがカウントされないとなれば、かなり通信費を節約できるはず。早速試してみようと、まずは手軽に始められる「LINEフリープラン」を申し込んでみたのですが、申込後にサポートページにある「動作確認済み端末一覧」をチェックしていて、あることに気づきました。iPhoneやAndroidスマートフォンの名前はたくさん並んでいるのですが、Windows 10 Mobile搭載のスマートフォンは「VAIO Phone Biz VPB0511S」や「FREETEL KATANA01/02」など一部端末だけ。私が愛用する「NuAns NEO」の名前はありませんでした。こういうことがあるので、皆さんにはぜひ申込の前に「動作確認済み端末一覧」をチェックされることをおすすめします。
さて、本当はAndroidスマートフォンで使おうと思っていたLINEモバイルでしたが、「動作確認済み端末一覧」にNuAns NEOの名前がなかったことで、私のテスト魂に火が着きました。というわけでLINEモバイルがNuAns NEOで使えるか、試してみました。
結果、あっさりつながってしまいました!
NuAns NEOのSIMカードスロットはmicroSIMに対応していますが、今回、LINEモバイルはnanoSIMで申し込んでしまったので、まずはmicroSIMサイズのアダプターにnanoSIMをセット。「大は小を兼ねる」ということわざがありますが、ことSIMに関しては「小は大を兼ねる」ので、悩んだときはnano SIMを選ぶのが良さそうです。
SIMカードをセットし、NuAns NEOを起動。「設定」→「ネットワークとワイヤレス」→「携帯とSIM」→「SIM設定」で「インターネットAPNの追加」をタップし、LINEモバイルのAPN設定を追加。「このLTE用のAPNを使って携帯電話会社のAPNを置き換える」と「このプロファイルを適用する」をチェックして保存し、念のため再起動したら、思いの外あっさりとインターネットにつながりました。速度もまずまず出ていて、なかなか快適に使えそうです。
つながることはつながったのですが、問題はWindows 10 Mobile版のLINEでも、ちゃんとカウントフリーになるかどうかです。Windows 10 Mobileでも、iOS、Androidと同様に、LINEの公式アプリが利用できます。LINEモバイルが公開している「カウントフリー機能に係る説明書」によれば、通信の中身がカウントフリーの対象かどうかは、IPアドレスやポート番号、パケット内容のヘッダーの一部を機械的、自動的に判断しているとのこと。果たしてWindows 10 Mobile版のLINEはどう判断されるのでしょうか?
テスト方法は次の通りです。
(1) 「LINEフリープラン」でカウントフリーの対象となっているLINEのトークと、カウントリーの対象にならないFacebookへ、それぞれ10枚の写真をアップロード
(2) アップロードの前後でデータ残量がどう変化するかチェックする
LINEモバイルではユーザーごとの専用ページで、その月の利用状況が確認できるようになっています。筆者も早速マイページにログインしてみたところ、先月使わなかった分が繰り越しされていて利用できるデータ残量は1805MBとなっていました。そこでNuAns NEOでLINEのトークを開き、10枚の写真をアップロードしてみました。
アップロード後に再び、LINEモバイルのマイページへアクセスしたところ、データ残量は1805MBのままでした。おお! これはひょっとしてカウントされていないのかも。次に同じ写真10枚をFacebookにアップロードして、再度マイページへアクセス。すると今度はデータ残量が1775MBになっていました。30MBほど消費した計算になります。こちらはしっかりカウントされているようです。
というわけで、筆者の試した限りではNuAns NEOでLINEモバイルは使えるようです。もちろん正式に動作確認されたわけではないので、利用はあくまで自己責任ではありますが。しばらくこのまま、使ってみるつもりです。