みんなのケータイ

モトローラのSIMフリー端末「Moto G4 Plus」を買いました

【Moto G4 Plus】

今回購入した「Moto G4 Plus」(32GB版)。色はブラック

 3月から8月までの約6カ月間に渡って、ZTEの「Blade V580」を使ってきましたが、その後も続くSIMフリースマホ発売ラッシュが我慢ならず、つい新機種を買ってしまいました。モトローラの「Moto G4 Plus」の32GBモデルです。

 注文した8月中旬の段階では、通販サイトでかなり品切れしていて、入荷1~2週間待ちはザラ。結局、私が見た中ではほぼ唯一即配を確約していた楽天ブックスで買いました。お値段は3万8664円。ここからタイムセールのクーポンで300円値引きされ、ポイントはキャンペーン適用やら何やらで772円分付きました。なお、この記事を書いている段階でもまだ品切れしている店は多いようです。

 さて、製品のスペックについては、これまでケータイ Watchで度々記事になっていますし(関連記事)、法林さんがご執筆なさってるレビューがすでにありますので、それとはちょっと異なる、主観込みの評価をば。

 まず購入の理由ですが、前述ののBlade V580が果たしてAndroid 6.0にアップデートしてくれるのか良く分からなかったのがまず1つ。ヤキモキするくらいならAndroid 6.0プリインストール機に買い替えてしまおう、と!(いや、疲れてたんで気が大きくなっちゃってたんですよ……)

 そして決定的だったのが、やはりストレージ16GBではアプリのやりくりがあまりにもキツかったこと。システム周りで約6GB占有されていますから、大容量ゲームをmicroSDに保存するなどもろもろ対処しても、さすがに限界があると思いました。

 その点、Moto G4 Plusは実売価格レベルで1万円ほど高い機種になりますが、ストレージ32GBなのでグッと余裕が出ました。また、外部ストレージは128GBまでのmicroSDXCをサポートしています。Amazonでは4000円くらいでmicroSDXCカードが売ってたので、早速買って取り付けてしまいました。

背面にはモトローラのロゴマーク。ちなみにこの背面、カメラ部はやや出っ張っていますが、全体としてはフラットなので、机に直接置いたときの安定性は高め。電卓として使いたい時、その効果を実感すると思います
直前まで使っていた「Blade V580」(ZTE)との比較。画面サイズはどちらも5.5インチですが、本体サイズはMoto G4 Plusのほうが縦方向にやや短い

 一方、最後まで迷ったのは指紋センサーの配置と仕様についてです。iPhoneの指紋センサーに慣れた身からすれば、Moto G4 Plusの画面下部設置は恐らく受け入れやすい。でも、Blade V580を半年使ってみると、背面設置もそれはそれで便利なことに気付いたんですね。例えば布団の上で仰向けになってスマホを操作したいときは、背面センサーのほうが向いていると思います。

 そしてここ3週間ほどMoto G4 Plusを使ってみて、果たしてどちらが良かったのか? その答えは……どうしても甲乙付けがたい! Moto G4 Plusは背面がほぼフラットなので、机の上にベタ置きしたときの安定性がかなり高く、その状態で電卓アプリを使うと実にいい具合なんですね。いちいち端末を持ち直さなくても人差し指で指紋ロック解除できて快適なんですが、一方で背面センサー端末はポケットから取り出して指をあてるまでの流れが凄く自然なのがいい。玉虫色の結論でスミマセンが、どうか一度両方の端末を試していただければ。

 ただ、指紋の認識精度……というか誤検知の少なさは、完全にMoto G4 Plusが上。本来登録した指をセンサーにタッチすれば、ほぼ100%の確率でロックを解除してくれます。

 そうそう、SIMカードの抜き差しにピンが要らないのも地味ながら嬉しいポイント。本体側面の隙間にツメを入れてちょっと起こすだけで背面カバーがガバッと外せますので、なにかと気楽です。

指紋センサーは画面下側にある(メッキ風に四角く囲まれた部分)。押してもクリック感はなく、指をそっとタッチするだけで認証開始
背面カバーを外したところ。ピンなどの器具を使わずに外せます
microSIMを2枚同時挿ししてもなお、microSDXCカードを装着可能
本体にあらかじめ取り付けられているnanoSIM→microSIM変換アダプター。冗談抜きで剛性が低いので取扱注意!

 この背面カバーは若干ザラザラした表面になっていて、指紋の付着を防ぐのだとか。ただ、個人的には単純に触り心地が好印象。触るとヒンヤリするアルミより、いいような?

 では、初回はこのくらいで。今のところ「奇をてらわないシンプルさ」がこの端末の最大の魅力に感じていますので、次回以降そのあたりを掘り下げていきたいと思います。