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HTC 10の“明るく撮れる”カメラと旅をした
【HTC 10 HTV32】
2016年8月18日 12:00
夏真っ盛りで気分も浮足立つこの頃。旅行を楽しんでいる方も多いのではないだろうか。筆者も時々旅に出るが、最近はスマートフォンのカメラで旅の記録を残すことも多い。
常にポケットに入れて持ち歩いてさっと出しせるスマートフォンのカメラだと、デジカメでは難しい瞬間が切り取れたりするもの。持ち歩いているスマホのカメラ性能が良いのに越したことはない。特に、今使っているスマートフォン「HTC 10」は、F値1.8の明るいカメラを搭載し、画素のサイズを大きくしたことで、「明るく撮れるカメラ」を謳う機種だ。
というわけで、「HTC 10」の気になるカメラ性能を見るためにも、旅の記録を兼ねて写真を撮影してきた。パッと撮影したときに比較できるよう、すべてオートモードで撮影しており、縮小もしくはトリミング以外の加工はしていない。一部は比較用として、iPhone 6sでも同じ構図で撮影した。
結論から言うと、HTC 10のカメラは「順光下や薄暗い場所ではパフォーマンスがよく、明暗差がある場面に弱い」といった印象だった。
長所は光をよく取り込むこと。つまり、薄暗い環境でもシャッタースピードを速くできるので、ブレが起こりづらい。全体的に薄暗い環境では特に有効だった。
順光下、特に晴天の空の青さは綺麗にグラデーションで撮影できる印象だ。ボケの入り方も自然で、晴れた日のスナップ写真には重宝しそう。
一方で、残念だったのがHDR撮影機能。いかんせん光を取り組みやすい分、夜景では街灯の明かりで白飛びが激しくなる。それをHDR機能で補正したいところだが、白飛びを抑えるには不十分な程度にしかかからない。ソフトウェア更新で改善を期待したいところだ。
それ以上に不満だった部分もある。それは起動速度だ。旅の最中、ロック画面から直接カメラを呼び出しては、ひっきりなしに写真を撮っていた。そのときフリーズしてしまい、シャッターが切れた頃にはチャンスを逃していたということがしばしばあった。パッと出してサッと撮る、という使い方では、iPhoneの方が向いている印象だ。
以下は「おまけ」として、函館と青森の旅行にて撮影した、HTC 10の写真を載せておこう。