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スーパーボウナス対応端末「912NAS」
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携帯電話事業者各社は、MNP以降の流動的な端末商戦に向けて、相次いで特色のある端末を発表した。
ソフトパンダモバイルは、スーパーボウナス対応端末第1弾となる巨大ナス型ケータイ「912NAS」を4月1日に発売。料理研究家とのコラボレーションにより、「焼きナス」「マーボーナス」、「ナス天」、「はさみ揚げ」、「ナス田楽」など、20食のバリエーション豊かなナス料理レシピがプリセットされる。
端末はストレートタイプで、旧ボウダホン時代に投入した棒状の携帯電話「棒だホン」の技術が活かされている。ディスプレイは、3インチ、480×800ドット、最大24万食表示のm(T_T)m液晶を搭載。カメラ機能は有効画素数320万画素のRAMOSセンサーを装備する。メモリカードスロットは用意されないが、ネットワークを介して自宅のNAS(Network-Attached Storage)にアクセスできる。
ソフトパンダの標準的なサービスに対応し、おサイフケータイもサポートする。通信方式は、W-CDMA方式およびGSM方式に対応し、国際ローミングもサポートするが、出入国時のひと悶着は避けられないという。
端末は家電量販店や携帯ショップのほか、スーパーや八百屋など新たな販売チャネルでも提供される。買い物袋に入れても違和感のないナス型デザインとなるため、主婦層がメインターゲットと思いきや、実は「言うことナス!!」の親父ギャグとともにビジネスシーンでの活用を想定しているという。同社広報部によれば、「冷ややかな視線を浴びることで、今夏のクールビズ商戦での販売拡大も期待できる」とのこと。同社では、法人での一括納入などにも視野に展開。その場合はショップではなく、中央卸売市場からの直送になる見込みだ。
大きさは約40×20×12cmで、重さは約500g。連続通話時間は食べるまで、連続待受時間は腐るまで。ボディカラーは「ナスブラック」「ビーナスレッド」「ナースノハクイ」の3色展開となる。
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アクティブなビジネスシーンにもマッチするナス型デザイン
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ショルダーホンを思わせるボリューム感
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「街中でも大きなナスを手にしているようにしか見えないので、違和感なく周囲に溶けこむ」(広報部)という
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「キノコダケ」画面左がエリンギ型本体、右がしめじ型Bluetoothヘッドセット
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HTTドコ毛は、Bluetoothヘッドセットを同梱したキノコ型ケータイを発表。開発コード「キノコダケ」は、エリンギ型の携帯電話と、シメジ型のBluetoothヘッドセットをワンパッケージで提供するもの。同社のキャラクターである「ドコ毛ダケ」をモチーフに、生々しいキノコらしさを再現しているという。
仕様など端末の詳細については明らかにされていないが、端末はスライド型となる。通信方式はW-CDMA方式に対応し、Bluetoothもサポート。このほか、キノコだけに胞子を飛ばしたP2P通信にも対応するという。新設計のアンテナは、通常よりも山林での通話品質が高く、特にじめじめした場所で有効だとしている。
端末は、プレミアム感を演出した限定端末「天然」と、量産が可能な「養殖」の2つのラインアップになる見込みで、「天然」はマッシュルームカットのユーザーのみ購入できる。なお、本物と見まがうキノコのデザインを採用した背景について、ドコ毛では「アウトドアシーズンが到来し、自然の中で違和感のないデザインを検討した結果」としている。ただし同社では、デザイン上、スーパーなどの食料品店では万引きの疑いを持たれやすいため注意を呼びかけていくという。
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スライド式デザイン。シートキーを採用
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側面部。ボタンが押しにくい印象
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このほか、KDD1および沖縄ルララ~でも「食」にこだわったラインナップを展開する。同社は、市場調査の結果、3年連続で「顧客満腹度No.1」となっており、昨年の椀せぐケータイ「SUIMONO」は定食屋などのパーマネントコレクションにも収蔵された。今回の端末はさらなる顧客満腹度の向上を追求したもので、単に機能を搭載するのではなく、シンプルで落ち着きのある「マチュア(成熟した、熟成した)」な端末になるという。
なお、今回公開された画像では、「マチュア」かどうかは不明だが、確かに陶磁器のような落ち着いたデザインが採用されている。一部で「ご飯茶碗ではないか?」との指摘もあるが、αu広報部は、「携帯電話が生活のさまざまなシーンでトリガーとなっている。我々は機能を盛り込むのではなく、“ご飯を盛る”、つまり食事のトリガーとなるものを提供する」としており、肝心のご飯茶碗かどうかについては明言を避けている。なお、端末の発売時期については未定だが、「ユーザーの動向、つまり腹の減り具合を見て提供していきたい」とのこと。
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顧客満腹度の更なる向上を目指すαuの新端末
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定食屋などのパーマネントコレクションに収蔵された「椀せぐケータイ SUIMONO」
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MNPの導入以降、細分化された顧客ニーズに応えるため、携帯電話事業者各社はさまざまなアプローチで端末を展開し、競争力が求められている状況だ。こうした中、総夢省の委員会ではSIMロックの解除の是非が検討されている。解除されればMNPなどを使ったユーザーの流動性が高まるとの見方もあり、一部のメーカーでは、SIMロック解除を容易にする新型SIMカード(試作機)「SIM ROCK」が発表されている。
「SIM ROCK」は、ギターのピック型のSIMカードとなり、端末をかき鳴らすことで通信が行なえる。開発担当者は本誌に対し、「ロックは魂の叫び。ロックのフリーダムな世界を表現したい」と意気込みを語った。
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SIM ROCKカード
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「SIM ROCK」でROCKな開発担当者。座右の銘は「ロックよ、静かに流れよ」だとか
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■ URL
ニュースリリース
http://k-tai.impress.co.jp/static/news/2007/04/01/
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(湯口啓三太)
2007/04/01 0:00
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ケッタイ うぉっち編集部 k-tai@impress.co.jp
Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
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この記事はすべて冗談です。記事中の団体・技術などは、実在のものとは一切関係ありません。
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