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スマホの画面に傷が!! と嘆く人に「スマホクリーニング」をおすすめしたい

 普段使っているスマホやスマートウォッチは、気がつかないうちに画面に傷が付いてしまうことがある。あらためてじっくり画面を見ると、細かいかすり傷がたくさん付いていた、なんて経験がある人も多いだろう。

 もちろん保護フィルムを貼って傷付きを防いでいる人がほとんどだろうが、細かな傷は長く使うとどうしても避けられない。動画を観たり、写真を見たり、時刻を見たり、スマホやスマートウォッチは“画面を見るもの”といっても過言ではないデバイスなので、画面のきれいさは本当に重要だ。

 また最近、スマホを買う際には、2年使ってから携帯電話会社へ返却したり、中古として下取りに出したりすることもある。そんな場面で、画面に傷がついたまま、ということはできれば避けたい。そこでおすすめしたいのが、 アシュリオン・ジャパンが提供している「スマホクリーニング」 だ。

「スマホクリーニング」の効果を実感できるサンプル端末。下段のみクリーニングされたものだが、上段の細かい傷が見事になくなっている

「スマホクリーニング」とはどんなサービス?

 アシュリオンのスマホクリーニングは、スマホの画面上に付いた「生活傷」を研磨して、滑らかにクリーニングする、日本で初めてのサービスだ。生活傷とは爪にかからない程度の擦り傷や細かなひっかき傷のことで、バリッと割れてしまっている傷は対象外だ。

 すべての傷をなくすことを保証しているわけではないし、傷は必ずしも完全に消えるわけではない。しかし、上の写真を見てもらうと分かる通り、磨く前を知っていたら圧倒的にきれいになっていて、新品同様と感じる人も多いと思う。さらに、スマホクリーニングを行ったあと、光触媒を利用した抗菌コーティングもオプションとして提供している。

 現在はトライアルサービス中なので、 2023年7月31日までの期間限定で無料お試し体験を実施 している。その後、本サービスに移行する予定で、ビジネス形態や料金は現在検討中とのことだ。

 対象機種はiPhone、Android。フォルダブル(折りたたみ)などの特殊な形状やタブレットは対象外となっている。具体的な機種は相談してみるといいだろう。

 スマートウォッチは今のところApple Watchのみだが、意外とウォッチのクリーニングが人気だという。スマートウォッチはケースを着けずに使う人が多く、手の動きによってさまざまなものにぶつかる。Apple Watchの場合、Apple Payの決済時に画面をリーダーにかざす動作もあり、傷が付きやすいシチュエーションが多い。

 そのちょっとした傷が、クリーニングによってきれいさっぱりなくなってしまう。しかも、ウォッチはスマホより画面が小さいので研磨にかかる時間が短く、4~5分で終わることも人気の理由だそうだ。

 アシュリオンのスマホクリーニングは、7月末まで、おしゃれなコインランドリーとして知られる 「BALUKO LAUNDRY PLACE 中野」 で利用できる。受付時間は水曜日~日曜日の9時~17時。

アシュリオンのスマホクリーニングについて
受付場所:「BALUKO LAUNDRY PLACE 中野」内特設スペース
住所:東京都中野区中央3-12-17
提供時期:7月末まで
受付時間:水曜日~日曜日の9時~17時
※コインランドリーは24時間・年中無休
問い合わせ先:SmartphoneCleaning_Support_ML@asurion.com

 ただ画面を研磨するだけだが、スマホ・スマートウォッチは預けることになるので、できればデータはバックアップしておいた方が安全だ。

 受付時には氏名や連絡先のほか、スマホの状態も確認される。保護フィルムやケースなどのアクセサリー類は、すべて外してから申し込む。混雑具合にもよるが、受付からクリーニング終了まで30分程度かかる。代替機は貸し出されないので、メイン端末の場合は予備の端末を用意してSIMを入れ替えておくと安心だ。

実際に研磨してみた!

 今回、実際にBALUKO LAUNDRY PLACE 中野を訪問し、iPhoneとApple Watchのクリーニングを体験してみた。店舗の奥にスマホクリーニングのコーナーがあり、カウンターで受付。カウンターの奥に海外製のスマホクリーナーが設置されている。

コインランドリー「BALUKO LAUNDRY PLACE 中野」の店内にスマホクリーニングのコーナーがある
スマホ・スマートウォッチクリーニングの機械。ヘッドの先端にクッション性のあるパッドが装着されていて、それが高速に回転して画面を磨く(写真は端末が仮置きされた状態)

 クリーニングは液状の研磨材を使って高速回転するパッドで磨いていくのだが、その研磨材がスマホに入り込まないように、まずはスピーカー口や外部接続端子のある端末側面などにテープを慎重に貼っていく。なお、クリーニングに関する一連の作業は訓練を受けたスタッフが行う。

 クリーナーはスマホとBluetoothで接続されており、専用アプリでスマホからコントロールする。アプリに登録されているリストからクリーニングする端末を選択すると、端末の厚みや画面サイズに合わせてクリーナーのヘッドが自動で動く。アプリはチュートリアル式になっており、指示通りに進めていけば正しくクリーニングできる仕組みだ。

クリーナーのコントロールはスマホのアプリで行う。クリーニングする端末を選択すると、クリーナーが端末に合った設定になる

 クリーナーに端末をセットして位置合わせなどを行った後、研磨材をスマホの画面に筆でたっぷり塗っていく。研磨材は液状で、メイク用のリキッドファンデーションのような印象だ。研磨中にも追加されていた。

スマホに液状の研磨材を筆でたっぷり塗っていく

 これで準備は完了。スマホを置いた台を正しい位置にセットし、アプリでクリーニングの開始ボタンをタップするとヘッドが動いてスマホの画面を磨いていく。

 ヘッドの先端にあるパッドは1分間に1000~2000回の高速で回転して画面を研磨していく。研磨は画面の縦方向と横方向の2度行われる。研磨にかかる時間は合わせて7~8分くらいだ。

 なお、スマートウォッチは各モデル専用の型にはめて台にセットし研磨する。型が用意できればさまざまなスマートウォッチに対応できるという。

研磨材を塗られた画面上をパッドが高速回転して磨いていく。最初は画面を上下に、次は左右にヘッドが動いて2度研磨する

 研磨が終わったら、残った研磨材を専用のクロスでしっかり拭き取る。テープを剥がし、再びしっかり拭き取ったらクリーニングは終了だ。

 クリーニング前にはスマホ画面の上段に傷がたくさん付いていたが、それが すっかりなくなり、下段と同じくピカピカに磨かれていた 。新品と見紛うばかりのきれいさだ。

クリーニング後の画面。上段に残っていた傷がすっかりなくなって新品同様のきれいな画面になっていた

ところでどんな企業が展開しているの?

 このスマホクリーニングを提供しているアシュリオン・ジャパンは、アメリカに本拠を置くグローバル・テクノロジーケアカンパニー、アシュリオンの日本法人だ。

 アシュリオンは世界約3億人に、デジタルライフを快適に過ごすためのサービスを展開。アシュリオン・ジャパンは2004年に設立され、日本でスマートフォンをはじめとするデジタル機器の補償およびテクニカルサポートを提供している。

 アシュリオン・ジャパンでは、長きにわたる携帯補償ビジネスの中で、“きれいに使いたい”というユーザーニーズがあることを認識していた。そのニーズに対し、スマホクリーニングというサービスで応えていく。 1つの端末を長く使えるようにすることで、SDGsにも貢献する

 携帯電話機の補償サービスや携帯電話のアフターサービスについては、大手携帯電話会社と組んで提供している。「今回のスマホクリーニングサービスも、スマートデバイスユーザーの安心につながるサービスの一つになれば」と担当者は言う。

 今年3月からトライアル店舗をスタートさせたばかりではあるが、体験できる場所が早々に増え、ユーザーが気軽にスマホクリーニングを利用できる世界がやってくることを期待したい。