レビュー

「LG style2 L-01L」クイックインプレッション

画面を暗くしてYouTubeアプリで連続再生できる「エコプレイ」機能が魅力的

 NTTドコモの2019年夏モデルとして発売された「LG style2 L-01L」は、3万8880円(税込)という価格ながら、3900mAhの大容量バッテリーと6.0インチの大画面ディスプレイを搭載するAndroidスマートフォンだ。

LG style2 L-01L

 「LG style2 L-01L」は、2018年に発売した「LG style L-03K」の後継モデルにあたり、画面サイズとバッテリー持ちに注力したモデルだ。カメラは広角レンズを搭載したデュアルカメラ構成で、前モデル同様64GBの内蔵ストレージを採用している。

LG style2 L-01L(左)と同じく6インチディスプレイを搭載するPixel 3a XL(右)
ディスプレイにノッチはない

 価格を抑えつつ、スペックは重視したいというユーザーをターゲットとしたミッドレンジモデルという位置づけの端末だが、大容量バッテリーを活用できる特徴的な独自機能も搭載されている。

画面を暗くして音声だけを聞ける「エコプレイ」機能

クイック設定パネルから「エコプレイ」機能を利用できる
エコプレイを停止するには画面をスワイプする

 「LG style2 L-01L」に搭載されている「エコプレイ」機能は、メディアコンテンツ再生中やアプリの使用中に音声だけを聞きたいときに便利な機能だ。

 「エコプレイ」機能は、クイック設定パネルから有効にできる。画面の明るさを下げた状態でバッテリーを節約しつつメディアコンテンツの再生が可能で、YouTubeアプリなどで擬似的にバックグラウンド再生のようなことを行える。

 YouTubeアプリの場合、「エコプレイ」機能を利用中に通常の画面スリープを行うとメディアの再生は停止する。

「エコプレイ」機能を有効にした様子
画面を1度タップすると画面が一時的に明るくなる

 「LG style2 L-01L」の3900mAhというバッテリー容量はNTTドコモの夏モデル全体で見ても、「HUAWEI P30 Pro」「Galaxy S10+」に次ぐ大容量で、夏モデル最大クラスのバッテリー容量を大いに活用できる機能と言えるだろう。

カメラはデュアルカメラに、AIカメラも搭載

 メインカメラは新たに広角レンズを備え、約1620万画素(F2.2)と約1310万画素(F1.9、広角)のデュアルカメラになった。人物や食べ物など、被写体を認識し、最適なモードで撮影できるAIカメラも搭載する。

料理を通常モード(1枚目)とAIモード(2枚目)で撮影
(参考)Pixel 3a XLで同様に撮影

 料理を通常モードとAIモードで撮影したものを比べてみると、明るく自然な印象で撮影できていることがわかる。

通常モード(1枚目)とAIモード(2枚目)で撮影
(参考)Pixel 3a XLで同様に撮影
通常モード(1枚目)とAIモード(2枚目)で撮影

 場面によっては大きく明るく補正され、赤が強く出てしまうという印象も感じられた。AIカメラは必要に応じて切り替えると良いだろう。

通常レンズで撮影
広角レンズで撮影

 今シーズンのトレンドとも言える広角レンズが搭載されたことで、集合写真や風景写真など、写真撮影の楽しみの幅も広がるだろう。