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ASUS、「ROG Phone II」を発表

 ASUSは、ゲーミングスマートフォンの後継モデル「ROG Phone II」を発表した。

 「ROG Phone II」の有機ELディスプレイは6.59インチ、縦横比が19.5:9で、描画のリフレッシュレートは120Hz、HDRコンテンツの再生も対応する。解像度は2340×1080ピクセル。

 スマートフォンゲームでは、ディスプレイが描画だけではなく操作の入力デバイスでもあり、ROG Phone IIのタッチセンサーのサンプリングレートは240Hz、応答時間は1ミリ秒と高速化されている。遅延(レイテンシー)がもっとも少なくなるよう最適化されたとのことで、ASUSでは「競合デバイスと比べて、35%速く、画面のタップから表示まで処理できる」としている。

 本体には「GameCool II」と名付けられたヒートシンクシステムが内蔵されている。専用アクセサリーであるROG AeroActive Cooler IIを装着すると、さらに本体を冷やせるとのことで、表面温度が3.5度下がるという。

 ボディの裏表にはコーニングの強化ガラス「Gorilla Glass 6」を採用。持ちやすいよう丸みを帯びた形状となった。

 ゲームサウンドを楽しめるよう、DTS:X Ultraプロセッシングを採用するツインスピーカーを搭載。3.5mmイヤホンジャックも備える。

 外部インターフェイスとしてUSB Type-Cポート2つが用意されている。ひとつは一般的なスマートフォンと同じく底面にあり、USB 2.0に対応。もうひとつは側面に備えられており、USB 3.1 Gen 2、USB PD 3.0、DisplayPort 1.4をサポートする。側面のUSB Type-Cポートの隣には独自コネクタが用意され、同梱されるROG AeroActive Cooler IIや、TwinView Dock II、Mobile Desktop Dockといったアクセサリーを接続できる。ROG Phone II向けのアクセサリーは別途案内される。

 背面にはデュアルカメラ、ディスプレイ上部にはストリーミング対応のインカメラを備える。デュアルカメラのうちメインカメラは、ソニー製のイメージセンサー「Exmor IMX586」を採用。4800万画素のイメージセンサーで、暗い場所では1200万画素相当に感度を高めて撮影できる。レンズはF値1.79で、26mm相当で撮影できる。

 デュアルカメラのもう一方は、1300万画素センサーと11mm相当の焦点距離と、広角で撮影できる。

 チップセットはクアルコムの「Snapdragon 855 Plus」で、GPUは同じくクアルコムのAdreno 640。

 大きさは170.99×77.9×9.78mm、重さは240g。バッテリーは6000mAh。メモリ(RAM)は12GB(LPDDR4X)、ストレージは128GB、あるいは512GB(UFS 3.0)。ディスプレイ下部には埋め込み型の指紋認証センサーが採用されている。