普通に使えるPureViewのOS

4100万画素カメラがウリのNokia 808 PureView。だがOSがSymbianということもあり使い勝手は他のスマートフォンOSとどう違うのか、という点が気になる人も多いと思う。筆者もSymbianは初代の製品であるNokia 7650から使い続けているが、フルタッチ操作となったNokia 5800からは操作性の弱さを感じ続けていたところだ。
最新のSymbian Belle OSは今の時代のスマートフォンOSとして十分通用するレベルのものになっている。Symbian OSは画面の上部に時計などシステム用の領域が固定されて確保されていたために、大きな画面の一部が有効利用されていなかった。だがBelleでは他スマートフォンOS同様にシステム情報は1行だけの表示となり、スクロールすることで必要機能へのアクセスがワンタッチとなる。データ通信、Wi-Fi、BluetoothのON/OFF、そしてサイレンとモードへここからすぐにアクセスできるのはNokiaらしい設計だ。
また、ブラウザも高速化され、URLの入力やページ移動などもスムースに行えるようになった。ブラウザの利用がデフォルトともいえるスマートフォンで、以前のSymbianは使い勝手の悪さが弱点だったのだが、Belleになったことでようやく常用できるレベルになったと言える。そしてソーシャルサービスは標準搭載のNokia SocialからFecebookやTwitterが利用可能だ。アプリの数が少ないという点はあるものの、高画質カメラを活用しながらWEBやSNSを軽く利用する、といった使い方はできそうだ。筆者もメインのスマートフォンは他に利用しつつ、このPureViewはカメラ機能と、うまく使い分けている。
![]() | ![]() |
PureViewのカメラを一度使うと病みつきになるほどなので、早いところWindows PhoneのLumiaシリーズへ搭載されることを願いたいものである。
ケータイ Watchをフォローして最新記事をチェック!
Follow @ktai_watch