フォントの話

2009年6月12日 11:00
(湯野康隆)

 CA001固有の話ではないのだが、最近気になっていることがある。デコメ(auではデコレーションメール)とFlashの表示だ。

 デコメについては、他キャリアに比べて標準の絵文字がちょっと古くさいドコモユーザーを中心に、デコメ絵文字の形で活用されることが多い。で、そのデコメ絵文字入りのデコメが届いたりするのだが、このときのフォントサイズが固定なのだ。設定でメールのフォントサイズを最大にしても、標準サイズでしか表示されない。

 デコメもHTMLメールの一種なので、HTMLの記述でもフォントサイズの指定ができるとなると、表示フォントは標準サイズを基準にしないといけないというのは何となく理解できる。しかし、普段のCメールやEメールは最大サイズで表示しているのに、デコメだけ標準サイズとなると、老眼が入ってきた人など、小さな文字が読みづらいという人にとってはこの上なく不親切。多少表示が荒くなってもいいから、大きく表示してほしい。

 Flashについても同じことが言える。デバイスの進化によってディスプレイの解像度が変わっても、同じデザインを適用できるという利点はあるが、au one(EZweb)の標準のトップページのようなデザインを眺めていると、「Flashって、こういう風に使うべきなのかな?」と思ってしまう。

 幸い筆者はまだ老眼が進んではいないので大丈夫だが、10年後、20年後のことを考えると少し気になる仕様だ。