楽器以上に難しい楽器?
2009年4月22日 11:00(湯野康隆)
今回は、CA001に搭載されているタッチ機能を活用した楽器演奏アプリ「Touch Session」をご紹介したい。
Touch Sessionでは、ピアノ、エレキギター、ベース、ドラムといったメジャーな楽器に加え、カリンバやガムラン、日本の筝など、普段はあまり触れる機会が少ない楽器も演奏できる。それらの楽器を自由気ままに演奏し(もちろん、楽譜通りに演奏してもよい)、録音して着信音に設定できるようになっているところは何ともケータイらしい発想だ。
筆者の場合、ギターを少々弾けるので、まずはエレキギターを試してみた。まず、エレキギターを選択して表示された画面に愕然。えっ、フレット押さえないの? どうやら弦のところをタッチすれば音が出るらしい。一応、弦を押さえたまま指を左右に動かせば、ビブラート的な効果も得られるのだが、音程が下がるのは原理的におかしくない? トレモロアームみたいなものか?とまぁ、本物の楽器とは大きくかけ離れた独自の世界が広がっている。これはこれで新しい楽器と考えた方がいいのかもしれない。ちなみに、ベースはフレット上の弦を押さえて音を出す形なので、多少本物に近い気がする。ほかにもいろんな楽器があるのだが、筆者的にはカリンバあたりがこのUIに一番しっくり来る。
それにしても演奏の難易度はかなり高い。であれば、次は電波強度に応じて音程が変わるテルミンみたいな楽器も収録してはどうだろう? タッチしないけど......。