
意外に騒がしいN-01Aのバイブレータ


ところが、バイブレータの振動は機種によって、ボディの構造が異なるため、振動の具合いというか、振動音がかなり違う。N-01Aの場合、正直なところを書いてしまうと、意外にうるさい。ボクは写真のように、底面側を上にして、胸ポケットにN-01Aを入れてるんだけど、バイブレータが動き出すと、StyleChangeの上下のボディが共振するように、「ビィーッ、ビィーッ」と振動音が響き渡る。しかも音がやや高いためか、周囲によく響くのだ(笑)。
なかなか文章で表現するのが難しいが、通常、ケータイのバイブレータ機能は、端末内にあるバイブレータ用モーターが回転し、端末が共振し、周囲には「ん? どこかで鳴ってる?」くらいの印象しか残さない。これに対し、N-01Aはバイブレータ用モーターの回転で端末が共振し、さらにStyleChangeの上下ボディが振動でぶつかり合うように共振してしまうようで、まさに「ここで鳴ってます!」と訴えるくらいにハッキリと振動音が伝わる。試しに、折りたたみや二軸回転式、Wオープン、スライド式など、他の形状も胸ポケットで試してみたけど、ボクが聞いた限りではN-01Aの振動音がもっとも大きく、しっかり響く印象だ。
バイブレータの振動音が大きいことは、着信を逃さないという意味では正しいんだけど、マナー的観点では疑問が残るし、打ち合わせや会議中に鳴り出すと、ちょっと引け目を感じる。打ち合わせの相手が思わず「どうぞ、電話に出ていただいて......」なんて、気を遣われちゃうくらい。だからこそ、3回目のエントリーで紹介した「iコンシェルの着信音OFF」なんていう設定が必要になるわけだ。

今回まで紹介してきたように、StyleChangeという今までにないスタイルにトライしたN-01Aは、新しいスタイルであるがゆえに荒削りな面もあり、不満も残ったけど、保守的なイメージの強かったNEC製端末のイメージをいい意味で裏切ってくれた端末でもある。次期モデルに引き継がれるのか、また別のモデルに進化するのか、再び保守的な路線に戻るのか。今後の進化の行方を見守りたい。
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