みんなのケータイ
ドコモ回線を電話で解約してみた
2020年5月27日 06:00
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を予防するために、全国のドコモショップで営業時間の短縮や受付業務の縮小が続いています。
通常、ドコモの電話回線の解約手続きはドコモショップ店頭でのみ受付していますが、ショップ店頭での人との接触機会を減らすため、ドコモショップ店頭での解約受付を中止する代わりに、ドコモインフォメーションセンターへの電話で解約を受付しています。
ちょうど、筆者が契約しているドコモ回線を解約するタイミングだったので、電話での解約手続きを試してみました。
店頭での受付業務縮小の影響か、あるいはドコモインフォメーションセンターに出勤するスタッフを通常よりも減らしているためか、ドコモインフォメーションセンターへの電話は通常時と比べてつながりにくい状況のため、解約に伴う電話での手続きを「コール事前予約」を使って事前予約することに。
「コール事前予約」は、あらかじめドコモインフォメーションセンターに電話する時間を予約登録しておき、該当時間帯になったら優先的に電話をつなぐサービスで利用料金は無料です。予約は、当日を含めて最大30日後までの登録が可能ですが、月末日などは終日予約が埋まっていることもあるようです。
専用のWebサイトから事前予約を行った後、予約時間帯に専用ダイヤルの「#8515」に発信すると、「コール事前予約」の対象通話として扱われ、オペレーターへつながるまでの待ち時間が通常よりも短くなります。実際に、筆者がコール事前予約を登録して試した限りでは、オペレーターが応答するまでの平均待ち時間は1分未満でした。
ドコモインフォメーションセンターへの電話での回線解約は、料金プランの変更のように、その場ですぐに完了せず、解約担当者からの折り返し電話を待つ必要がありました。解約担当者からの電話は20時までの当日中に行われますが、この電話に対応しないと解約が完了しないので注意しましょう。筆者のケースでは、午後にドコモインフォメーションセンターへ電話し、解約担当者からの折り返しがあったのはその約3時間後でした。
解約担当者からの電話では、解約月の料金は日割りとならない点や、解約手続きを行うタイミングを指定することはできない(当日付での解約になる)など、店頭で解約する際と同様に一連の説明を受けた後に、解約手続きが完了……するハズだったのですが、筆者が「解約する回線とペア設定しているデータプラスの回線はどうなるのか?」と質問すると、「解約する回線以外に関しては、従来通り利用できる」という趣旨の回答が。
「データプラス」は、ペア設定している回線の通信量を共有して消費するため、ペア回線を解約すると、何らかの料金プラン変更などの手続きが必要になる……と認識していました。
念のため「可能であれば、ペア回線の変更手続きを行った上で解約をしたい」と伝えましたが、「解約担当者が受付できる手続きは解約のみで、同時に料金プラン変更などは対応できない。また、解約する回線については問題無く解約できる」と説明されたため、解約手続きのみをお願いすることに。
解約担当者との電話が終わったも不安を感じたため、自分自身で調べてみると、データプラスに関するサービス説明には、ペア設定の条件を満たさなくなった場合には「5Gギガホまたはギガライトへ変更する場合がある」という注意書きがありました。
この注記から考えるに、ペア設定している回線を解約すると、データプラス回線はギガホまたはギガライトに料金プランが変更されるというのが通常フローのようです。
じゃあ、先ほど解約した回線にペア設定されたデータプラスはどうなっちゃうんだろう……? と不思議に思っていたところドコモインフォメーションセンターから再度電話がありました。
その内容は、解約担当者からの案内には誤りがあり、データプラスのペア設定されている回線を解約する場合には、先にデータプラス回線の料金プランを変更するか、別回線とペア設定を完了した状態で解約する必要があるという内容でした。
案内に従って、データプラスのペア設定を4Gギガホから5Gギガホ回線に変更した上で解約手続きを行い、今度こそ解約手続きが完了しました。
電話での解約手続きについては、その手順が少々ややこしかったり、最初の案内に誤りがあったりと、新型コロナウイルス感染症対策の応急対応という印象を受けましたが、それでも店頭のみで受付していた解約手続きが外出することなく完了するのはありがたいと感じられます。
ドコモショップの受付業務が縮小している間の限定的な取り組みとのことですが、電話やオンラインでの解約受付は続けてほしいところです。