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京都「丑や」製。ThinkPad s30専用シェルカバー
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表面中央にエンボスされたushi-yaのロゴが誇らしげだ
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筆者は、アウトドア環境のどこでも原稿を書く体制作りのために、常にバッテリーが長持ちで軽量、堅牢なモバイルPCを携帯していることが多い。以前はThinkPad X21を使用していたが、最近はモバイルの最重要項目が「バッテリーライフ」になってきたので、ThinkPad s30を愛用している。しかし、クライアント先でプレゼンテーションをする機会がたまにあるのだが、本体に標準的なRGB端子がなく、プロジェクターに接続するのにいちいち専用の「豚のしっぽケーブル」が必要なことがThinkPad s30唯一の弱点だ。小さな短いRGB変換ケーブルは、ともすれば自宅や職場のどこかに忘れがちで、今まで何度かプロジェクターがあってもプレゼンに使えなかった苦い経験がある。
現在、ThinkPad s30専用に使っているのは東京の「国立商店」のバリスティック・ナイロン製ケースだ。内部に薄い小さなポケットがあって、RGBケーブルなどが収納できるので重宝しているが、ここに来てまた、貧乏ガジェットキングの食指を動かされる超魅力的なs30専用革ケースが京都の「丑や」から発売された。デザイン的には、大昔に発売された限定ThinkPad 220付属の「のり巻きケース」と同じ、モバイルPCに巻き付ける形式のデザインだが、さすがに京都でモバイルPCやデジカメ、PDAなどのケースを多く造り慣れているだけあって、その革の選択や仕上げ、デザインセンス、コストパフォーマンスは抜群だ。正式名称は「ThinkPad s30用シェルカバー」という。
ThinkPad s30は本体の一番奥にバッテリーが位置し、「丑や」のシェルカバーもそのバッテリー部分を取り囲むように袋型に成型している。少し背面に飛び出した構造の充電池部分をホールドすることで、本体の横ずれやシェルカバーの脱落を上手く防止できている。筆者のゲットしたモノは標準バッテリーサイズのカバーであり、現在のところ、Web上ではこの商品のみが販売されているようだ。構造的には、大型のフルデイ・バッテリーを装着したサイズのシェルカバーもそれ程難しくはないので、特別注文などでは受注してくれるかもしれない。
シェルカバーは、のり巻きケースと同じく、モバイルPC本体の上下面は当然のことながら、前面や背面までもが同時にカバーされてしまうので、特に背面に各種入出力ポートのあるモバイルPCには向かない設計だ。幸いにも、ThinkPad s30は、すべてのポート類が両側面に集中しており、もっともシェルカバーの有効性を活かせる構造となっている。「丑や」では、ThinkPadの他のシリーズのシェルカバーやインナーケースも検討されているそうで、今後も「最も注目のモバイルPC鞄屋さん」であることは間違いだろう。時々はWebページをチェックしてみよう!
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両側面を開放するのり巻きケースの超現代版だ!
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充電池部分を上手くホールドすることで横ズレやケースの脱落を防ぐ
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品名 |
価格 |
発売元 |
ThinkPad s30シェルカバー |
1万2800円 |
京都「丑や」 |
・ 京都「丑や」
http://www.kyoto2001.co.jp/ushi-ya/index.html
(ゼロ・ハリ)
2002/06/28 11:06
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