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一押しウェアラブル・デジカメ 「Exilim」!!
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薄くて噂のP504iよりまだ5mmも薄い驚異のデジカメ
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TFT液晶は綺麗。操作系は適切配置で研究のあとが感じられる
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自称「懲りないデジカメ購買連合」の宣伝企画を担当する筆者は、特別に高価なものを除いて、発売されるほとんどのデジタルカメラを自腹で購入している。その結果、購入後たったの1週間でオークションに出品したり、親しい友人に売り払ってしまうものが8割くらいある。以前、本連載で筆者が購入したたった薄さ6mmのスーパースリム・カード型カメラ「eyeplate」は、結果から言うと、どうも、本当にカシオのExilimに簡単に置き換えられそうだ。
Exilimの発売日、開店直後のヨドバシカメラ町田店には、なぜか実機の展示がされていなかった。売り場の女性に確認すると、入荷はしたが展示はまだだと言う。早速、実機を見せて頂くことになった。筆者はデジタル・オーディオはSANYOのWMAプレーヤーをメインに使用しているので、第一目標は、MP3プレーヤー機能の搭載されていないEX-S1モデルだったが、在庫がパールホワイトのEX-S1PWのみ。シルバーが欲しければMP3付きのEX-M1モデルを購入するしかなかった。
MP3搭載モデルは価格的に約1万円高く、スリムなことが特徴のExilimの薄さが約1mm強厚くなるのだが、その厚みの違いはかなり大きいものと予想していた。しかし実機を手に取ってみると、思ったほどその1mmの差は大したことがなかった。重量もたった2gしか差がない。何よりも、第一印象が少々安っぽく見えなくもない「パールホワイト」と精密感や堅牢感を強烈に感じる「シルバー」の差が大きいことが印象的だった。そんなわけで、実際に店頭で見て、パールホワイトは一瞬にして候補から脱落、シルバーカラーのMP3モデルである「EX-M1」を購入した。
Exilimは一般的なデジカメと同じくSDメモリカードも使用するが、本体内に12MBのフラッシュメモリを標準で搭載しており、画像サイズと解像度によって10~120枚の撮影・収録ができる。筆者は、MP3モデルということもあり、同時に128MPの東芝製SDメモリカードを購入した。標準添付のUSBクレードルで本体内の充電池に充電ができ、撮影画像のパソコンへの取り込みも可能だが、転送スピードはあまり快適とは言いがたい。筆者は一般的に販売されている「USB SDメモリカード・リーダー」を使用して快適なファイル転送をしている。MP3のミュージックデータもSDメモリーカード内の音楽専用ホルダーにドラッグ&ドロップで転送できるのでとても便利だ。
動画撮影や4倍デジタルズームなど、Exilimは、最新の機能や特長はほとんどカバーしている。背面の1.6型TFT液晶も明るくレスポンスも最高だ。なにより電源を入れてから撮影開始まで1秒という立ち上がりの速さや、撮影感覚がたったの0.6秒、0.01秒という驚異的なシャッターレスポンスは、筆者が過去経験した全てのデジタル・カメラの中でも問答無用にチャンピオンだ。ただし、接写機能だけはないので、1メートル以内の被写体を綺麗に撮る必要があるユーザーにはあまりお勧めできないだろう。
MP3搭載モデルは、通常の音楽再生機能プラス、最大50分のボイスレコード機能や、音声付き動画、静止画にアフレコできる機能など、明確な目的を持っていれば活用できる機能が満載だ。MP3再生に必要な液晶リモコン付きヘッドフォンもごく一般的な使用感で、操作性はわかりやすい。電源投入時に自分の大好きな静止画や動画をオープニング画面として指定できたり、本体内フラッシュメモリをアルバム代わりに、彼女や家族、ペットなどのお気に入りの写真を収録しておくことも可能だ。MP3搭載のEX-M1モデルの場合でも、クレジットカード・サイズで軽さ87g。ケータイのハンドストラップを取り付けて、片手での操作を前提に考えられたボタンやグリップ、トラックポイントのようなスティックの操作性、安定したホールド感を出す親指の指置き位置などは、まさに秀作だ。
薄型のデジタル・カメラが多く発売される中、Exilimは、一押し、二押し、三押しで推奨出来る「本日の一品」だ。
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当初の予定に反してMP3モデルを購入。でも1万円高いだけ!?
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専用クレードルで充電・ファイル転送が簡単にできる
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
Exilim(エクシリム) EX-M1 |
カシオ計算機 |
3万9800円 |
ヨドバシカメラ町田店 |
・ Exilim(エクシリム)製品情報(カシオ計算機)
http://www.exilim.jp/
(ゼロ・ハリ)
2002/06/24 11:27
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