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マイ・ケータイをプリティに。ぷっくりシール

子供時代にあこがれだったぷっくりシールを大人買い!
 時代によって違いはあれど、子供の頃集めて宝物のように大切にしていたものが誰にでもあるだろう。筆者の場合、ガラス球とカラフルなチョークとシールだった。ガラス球は当時見ていたNHKの人形劇「新八犬伝」の8つの玉の影響で、今では水晶が大好きに。チョークは絵を描くため、赤、白、青以外の珍しい色を見つけると集めては道路に絵を描いていた。そして雑誌の付録などから集めたシール。手紙を書いて封をするときお気に入りのコレクションの中から1つ選んでペタリと貼る。そのとき流行っているキャラクタだったり動物だったり文字だったりと子供なりのおしゃれ心で封筒を飾るのである。

 とまぁ子供だったら数あるおもちゃの中でも一度はシール興味を示したのではないだろうか。まがりなりにも筆者にも少女時代があったので当然のことのように可愛いシールを集めていたというわけだ。ふと雑貨店の店内を歩いていたらおいでおいでしている猫のシールを発見。かわいい!! しかもぷっくりしてる!! というわけでシールコーナーにかじりついてしまった。

 子供にとってシールというものは不思議な魅力を持つ。柱や冷蔵庫や食器棚は格好の餌食だ。お子さんがいるたいていのご家庭でシールの餌食となった家具を見かける。お気に入りのキャラクターを貼るだけで楽しいのである。ただ筆者が子供の頃はこの手のぷっくりしたシールは滅多に手に入らない高級シールとして分類しており(個人的に)、親友への手紙でも滅多に貼られることはなかった。紙のシール<ビニール製の透明シール<ぷっくりしたシールという順位であり、中でもプワプワした感触がいい大きなぷっくりシールは丁重に扱われる最高級品であったのだ。

 しかし成長した今は惜しみなくシールを貼れる身分になったわけなので、ここはひとつ大人買い。1シートでいろんなポーズがあるのがおちゃめだ。さてビシビシ貼ろう! でもさすがに冷蔵庫に貼るのはもったいないのでケータイにはる。まずは招き猫シール。両手を上げた招き猫でお金と人を呼ぶぜッ! かなり粘着性が高いので一度貼るとなかなか取れない。可愛いキャラクタたちが自分のケータイをオリジナルのものに変身させるお手伝いをしてくれる。

 だが自分だけでは貼り足りないしつまらない。たくさんあるから人の携帯にも貼ってしまおう!と「ちょっとそのケータイをおよこし!」と奪って勝手に貼ってみるのだが、同年代の男性の場合あまりいい顔をしない。「カミさんが見たらまずいから勘弁して!」と。なるほど。ある日突然亭主の携帯に可愛いシール→若い女にちょっかい出しているに違いない!→夫婦喧嘩に発展??という図式か。ちぇ。つまんないの。あたりを見回して見ると貼らせてくれそうな人のほうが少ないかもしれない。これ、別の意味で問題!!


品名 発売元 購入価格 購入場所
ぷっくりシール G.C.INC. 1シート180円 近所の雑貨屋



(すずまり)
2002/06/27 11:40

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