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W杯観戦に! アイロンプリントでオリジナルTシャツ
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今回使用したアイロン転写紙、5枚入りで800円
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デザインはプライスレス、すなわち自家製
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日本全国ワールドカップ色に染まっている。筆者も二次販売で10時間、推定4000回のリダイヤルの末チケットを入手。残念ながら日本戦は完売したので、6月11日のドイツ?カメルーン戦を選択した。筆者はたまに地元グランパスの試合を見に行く程度で、それほどサッカー通ではなく、正直言って知っている選手はエムボマだけ。子供にいたっては「カメルーン・……どこの国?」であったが、幸い(?)直前でカメルーンは超有名チームになったので「カメルーンって、あのカメルーンだよね」と子供の興味も高まってきた。息子と私はEAスポーツのゲームで勉強し、エトーやカーンの名前は覚えた。
チケットも遅延なく届き、5月に会場の下見もして、交通規制や裏道チェックも済ませ、ほぼ準備万端なのだが困ったのは当日の服装であった。日本戦の応援であれば迷わず「青」であるが、どちらのチームにも特別な思い入れはないので悩んでいた。
オフィシャルショップでもいいものが見つからず、試合まで数日……「そうだ、オリジナルTシャツを作ろう」ということになり、アイロンプリントに初挑戦することにした。ベースとなるシャツはユニクロで調達、大人1000円、子供390円、アイロンプリント5枚入り800円、デザインはプライスレス。素材はGoogleの画像検索で探しまくるが、画質のいいものがなかなか入手できない。エムボマやカーンの顔も探すが低解像度で断念、幸い両国の国旗は比較的シンプルだったので落とした画像を元にレタッチして利用した。大会のマークはステッカーをスキャナーで取り込んで利用、どうせならオリジナルらしさをと当日の日付や会場のECOPAの文字(緑はお茶をイメージ)も入れてデザイン完成だ。
アイロンプリントは5枚入り、1枚練習して残りの4枚が本番となる。不要なTシャツで練習開始、子供達も「カッコイー」となりいよいよ本番。A4に印刷したものを切り抜き、メインを前面に、残りを背中上部、両袖に国旗を配置。合計4回アイロンを掛けることになる。まずは背中、次に胸、両袖を済まして「完成」……したが、ガーン!! なんと背中の文字が逆さまではないか。いきなりお釈迦で「クヤシー、1回くらい着てやる、誰も気付かないだろ」と失敗作を着て呆れる子供の視線を背中にユニクロに走ることになる。パソコンショップでアイロンプリントも購入し1800円の追加投資だ。
日本?ロシア戦を見終わってから、再度本番開始。今度は子供用からスタート。説明書にはアイロンの温度は高にセットし強く5秒間押さえて、向きを変えて5秒間と書かれているが、実際に作業をしてみると高では黄ばんでしまう(早い話が焦げてしまった)。息子用はこれでいいかと我慢して、温度を中に落として作業続行。温度変更は効果てきめんで、娘用、妻用と済ませ、経験をフルに生かして最後に自分用を作って家族4人分「カンセイー!」とあいなった。
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完成したオリジナルワールドカップTシャツ
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ペアルックならぬ4カードルック?
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こちらは会場で販売していたオフィシャル対戦Tシャツ
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当日、会社は有休、学校は早退(長野オリンピックの時は休ませたな)、家族初の4人ペアルック? でいざ出陣。田んぼを抜ける裏道は効果抜群あっさり会場へ。集まった観衆はドイツサポーターの「白」、日本代表チームの「青」をはじめジュビロブルー、エスパルスイエローなどの服装がチラホラ、圧倒的に多いのは普段着……だよね。売店のお兄さんから「そのTシャツどこで売ってました?」と聞かれる。見ると当日のカードの対戦Tシャツを3800円で販売中、人気は高く試合1時間前には完売。
試合は0?0のスコアでハーフタイムに。息子が「お父さん、カメルーンがボロボロだ」。何のことかと思うと袖に貼った国旗のカメルーンだけひび割れている。アイロンの当て方が悪かったようでもう少しアイロンテクを磨く必要がありそうだ。結果カメルーンは敗退し「お父さんのせいだ」と息子。「すまん、エムボマ」。
初アイロンプリントはいくつかの問題は発生したが意外に身近にあった優れものだ。余った4枚で再チャレンジ、次は夏の8耐か秋のF1か。
品名 |
発売元 |
購入価格 |
アイロン転写紙 |
コニカ |
800円 |
(奥川浩彦)
2002/06/14 11:41
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