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FDインターネットの進化形 「BeeMail」は最軽量モバイル!?
洒落たパッケージに16MBのカラフルなBeeMail
現在も販売されているが、たった1枚のフロッピーディスクに収録できる、「どこでもメール」という低価格のインターネットメーラー製品がある。以前、一部のモバイルユーザーの間で「どこでもメール」をフロッピーディスクに入れて持ち歩くことを“最軽量のモバイルPC”ともてはやしていた時期があった。
その後筆者は、その製品とフリーウェアで有名な「ED」と呼ばれる暗号化ソフトを、IBMの「メモリーキー」と呼ばれるUSBインターフェイスのスティック形状をしたメモリーに導入。その「メモリーキー」さえ持ち歩いていれば、他人のインターネットに繋がったPCを借用して、どこでもメールを受け取れる、という記事を昨夏に某パソコン月刊誌の連載で紹介した。
IBMメモリーキーは、最近各社から多種発売された同様の製品の先行製品で、米M-Systems社の最初のOEM出荷製品だった。M-Systems社製品の優れていた点は、USBポート経由で接続する母艦のOSがWindows 2000/XPであれば、特別なドライバーを導入することなしに、ごく普通のフロッピーディスクのように扱えたことだった。
「BeeMail」はまさにその発想を最新の大容量のUSBメモリーキーに適用した製品だが、「特許申請中」という内容からして、きっとアマチュアが考えつく以外の素晴らしいアイデアが隠されているのかもしれない。とても興味のあるところだ。外出中にメールを見るだけのためにモバイルPCを持ち歩いているビジネスマンなら、出先でインターネットに接続したPCを借用し、そのPCのUSBポートに「BeeMail」を挿入し、内部のメールソフトを起動するだけでいい。「BeeMail」は、借用したPCのネットワーク環境を利用して、まんまとメールをゲットできる新種の「パラサイト・ツール&ソフト」なのだ。
「BeeMail」を活用すれば、受信メールは確実に受け取れる。ただし、借用したPCのネットに接続されている状況によっては、SMTPサーバーを使用する送信メールは、安全対策上必ずしも送れるとは限らない。「BeeMail」は、1台のPCを何人かの社員で共有使用している環境や、家族で1台のPCを利用している環境などでも、簡単にプライバシーを管理できる、わかりやすいハードウエア的な解決手段だ。
ホテルのビジネスセンターやインターネットカフェ、出先のクライアントのオフィスにあるインターネットに接続されたPCを利用して、自分はパソコンを持ち運ぶことなく、「BeeMail」ひとつでメールの送受信が可能なのだ。すでに現在は、ケータイでもPDAでも、簡単にインターネットメールの送受信ができるが、パワフルなモバイルユーザーの「もしもの場合」に備えた保険として有効かもしれない。
同じ機能なのにやけに大きいのは紛失防止か? 謎だ!
キャップを外してUSBポートに挿入するだけで自動認識
品名
購入価格
購入場所
BeeMail
9800円
発売元サクセス直販サイト
・ BeeMailの販売元サクセスのページ
http://www.pc-success.co.jp/
・ どこでもメール
http://www.de-net.com/pc/index2.html
・ 暗号化ツールED
http://www.netlaputa.ne.jp/~katapon/type74/ed/
・ 米M-System社
http://www.diskonkey.com/
(ゼロ・ハリ)
2002/05/31 11:02
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ケータイWatch編集部
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