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PDAの枠を越えたエンジョイ・ツール 「CLIE PEG-NR70」
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ミュージックプレーヤー機能標準搭載で、またメモリースティックが要る!
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限定発売の赤いCLIEを買ったばかりなのに、折り畳み型のCLIEが発売になってしまった。すでに、自宅には初代のPalmや全ての世代のWorkPad、TRG、そして、それらの専用キーボードやモデムユニットなどの周辺機器、最近、また安くなったので衝動的に買ったPalm社のm100と交換フェイスプレートの山、またまた安くなったハンドスプリング社のVisor、すでに全部で十数台を超えたPalm互換機の山を眺めているうちに、今後、Palm互換機は全てを購入することを決心して気が楽になった次第だ。
これまでのPalm OS搭載機の中で最大サイズになった折り畳み式の新CLIEだが、その向かう先は既にPDAというIT機器の末端に位置付けられる機器ではなく、全く別のエンターテイメント・ユニットを目指していることが理解できる。ソニーはPalm機メーカーの中でも数少ない高解像度液晶を採用しているるメーカーだが、今回は従来以上に解像度の高い320ドットx480ドットを採用。「液晶Graffitiエリア」を実現した。まれにアプリケーションとの組み合わせによっては、フラッシュしたり、パレット異常を起こしたりする場合もあるが、今後は解決されていくだろう。
前回のモデルPEG-T600Cなどでは基本機能からは除外され、オプションとして提供されたオーディオプレーヤー機能だが、今回のPEG-NR-70/70Vでは再び標準機能として装備され、ウォークマンとしての活用が標準で可能となった。また、従来からあったPhoto Standアプリケーションでは、これらの音楽データを内蔵スピーカーを利用し、BGMとして再生できる機能が付き、まさにオルゴール付きのアルバム機能を提供できるようにもなった。
Plam界初の本体収納型キーボードである「Thumbキー」やザウルスやジョルナダのハードウェア・キーボードを十分研究して、満を持して登場した新型CLIEのキーボードのタッチは秀逸で、本来はあまりやりたくない小さなPDA上での入力作業を楽しいモノに変えてくれる。Palmという、「パソコンとSyncすること」を最大の目的として開発され、世界中で飛躍的な成長を遂げたPDAの雄は、今、日本でユニークな味付けをされ、昨今、急激な方向転換を遂げた新生ザウルスとある程度ベクトルを合わせながら、いよいよ「世紀の一騎打ち」が近付きつつあるのを感じる今日この頃だ。年間3000万台以上需要のあるケータイ電話、年間1300万台近い出荷のパソコン、たった年間150万台くらいしか市場規模のないPDAだが、エキサイティングな感覚では一番だろう。今後は、これからのPDA市場の活性化に期待したい。
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ねじって折り返せるギミックが日本のPDAファンには快感だ!
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完全に折り返すと、ごく見慣れたPalm PDAの姿が現われる
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品名 |
購入価格 |
製造元 |
CLIE PEG-NR70 |
4万9800円 |
ソニー |
・ CLIE PEG-NR70/70Vニュースリリース
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200203/02-0311B/
(ゼロ・ハリ)
2002/04/08 11:06
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