ケータイWatch　本日の一品

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国内最強の椅子？　「ERCIO（エルシオ）」

これがフルセットでのリラックス状態。筆者も早くここまで揃えたいものである

　スタパ斉藤氏がアーロンチェアを、ゼロ・ハリ氏がイプシロンを紹介されていたので、筆者はエルシオを紹介させていただこうと思う（残念なことにプリーズではない）。

　エルシオは国内メーカーであるオカムラ（岡村製作所）のオフィスチェアである。通常のオフィスワーク用のチェアは、どちらかと言えば前傾姿勢での作業に主点をおいて作成されている物が多いが、このエルシオは後傾姿勢での作業をサポートしたちょっと珍しいチェアである。サイトの記述によると「キーワードは、自然な後傾姿勢」「リラックスしながらハードワーク」と言うことだそうだ。

　実際の使い心地だが、この種の高級エルゴノミクスチェアでは必須ともいえるが、座る人間の体型などに合わせて細かい調整が可能なため非常に座りやすくなっている。そして、この製品の売りである「後傾姿勢」は非常に楽な体勢であり、長時間座ることが苦にならない。普通の椅子でこのような後傾姿勢をとる場合は、腕に対するサポートが弱いことが多く、腕だけ疲れるということがありがちだが、アームレストも上下、前後、左右回転と非常にきっちりと調整できる。

　また、このチェアの特長として、この独特の後傾姿勢で快適なOA作業をするために、専用のテーブルやオットマンなどのオプションも用意されていることが挙げられる。特にテーブルは、後傾姿勢の時に最適な位置にキーボードを置いたり角度を付けることによって、ノートPC用の傾斜台を使用したかのような効果を得ることもできるのである。

　ただ、若干の問題点として、この後傾姿勢での作業というのは非常にリラックスできる楽な姿勢であるため、夜寝ぼけ眼で作業している時などには、「うっかり」寝てしまうこともある。まあ、楽な姿勢をとれるのを問題点とか言うと怒られてしまいそうであるが。

　とはいえ、お勧めは後傾姿勢ということで、やはりヘッドレストとアジャストアームの取り付けられたモデルを選択したいものである。その際の価格は通常の布張りのタイプだと定価で15万5000円、革張りのハイグレードタイプとなると32万5000円となかなか高額である。

　専業ライターで、デスクがあってチェアに座る場所というのがワークスペースという人ならば、前傾姿勢をベースとしてデザインされたチェアがベストかもしれない。しかし、普通の人の場合、自分の部屋というのは実務スペースであると同時に、リラックスするスペースでもあることがほとんどだろう。そういった場合のリラックスにも十二分に対応できるこのエルシオチェアは、筆者のような兼業ライターや、物を書くのが趣味という人にはぴったりではないかと思う。


これが筆者の執筆＆リラックススペース	背面にしっかりとしたフレームがあるため、丈夫で安心感がある

品名	購入価格	購入場所
オカムラ　ERCIO（エルシオ）	11万3700円	オフィス家具のアクティブキュー

・ ERCIO（エルシオ）ニュースリリース（オカムラ）
　 http://okamura.topica.ne.jp/contents/ercio/ercio.html
・ ERCIO（エルシオ）製品情報（オカムラ）
　 http://okamura.topica.ne.jp/products/ercio/index.html
・オフィス家具のアクティブキュー
　 http://www.activeq.co.jp/

（彩音五郎）
2002/03/27 11:08

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