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究極の音量調節デバイス! PowerMate
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写真を見ていただきたい。「これな~んだ!」こう聞かれたらなんて答えるだろうか。マウス? ランプ? スタンプ? 帽子?(んなわきゃないか)
実はこれで音が調節できるのである。つまりボリュームコントローラー。ってタイトル先に見てるんだからそんなこととっくの昔に気づいてるわぃ! って感じですか? でも、これがUSBケーブル1本でパソコンに接続されている姿を目撃すれば、あえて聞いてみたくなるのだ。そして知っていても思わず言いたくなるのだ。「なにこれ! マジ?」って。
驚きの理由は2つある。まずはその形。一見ユニークに見えるデザインだが「これでボリューム調節するんです」と言われたらその形のあまりの自然な美しさに驚く。これがパソコンについている組み合わせがなんとも不思議。そして次に実際に音量を調節してみると、自分のしていることのあまりの自然さに驚くのだ。ああそうか、そうなのかそうだよねこうだよね! と思いたくなるのだ。実に直感的で単純明快。多機能好きの筆者も思わず脱帽。
ここで「なーんだ、そんなこと」と思われるだろうか。よくよく振り返ってみて欲しい。普段パソコンで音楽を聴いたり映像を再生したりしている最中、音量を調節したくなったらどうしてますか? 調節機能ついたイヤホンやヘッドホンを使っていない限り、マウスカーソルを移動して、該当するアイコンをクリックし、スライダーを動かして調節しているのではないだろうか。もしくは割り当てられているショートカットを使って、キーを何度も押して調節したり。筆者の場合、DVDなんか見てるときだと結構うざったくなる。画面にいちいちパネルが表示されて映像をさえぎるからだ。
すぅっと伸びたUSBケーブルの先にポンと現れる親しみやすいダイアル。まわせば音量が変化。押せばミュートのON/OFF切り替え。底面の光はボリュームにあわせて変化し、最大までいくと点滅して知らせてくれる。押し回しで選曲も可能なのだ。
ポリッシュドアルミニウムの質感と幻想的な青い光がとても美しいこれは、日常的にコンピュータに親しんでいるわけではないというデザイナーさんの発想から生まれたそうだ。何度も試作を繰り返し、開発に1年あまりを要して完成した究極の一品。実はこのシンプルさが非常に大切だったりする。パソコンはなんでもできることがウリだが、機能が多く、それを使いこなすためには知っているべき事が多すぎることで、なんでもできるはずがほとんど使われてない状態になったりもするからだ。基本に帰ったアナログ的な使う側に立った発想が新鮮なのだ。パソコンで音を再生することの多い諸君はぜひこのデジタルとアナログの競演を楽しんでみてほしい。きっと初心に帰った感覚を覚えるはず。
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PowerMateのパッケージ
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苦労の一端がうかがえる試作品の数々
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品名 |
購入価格 |
購入場所 |
PowerMate USB AUDIO CONTROL & INPUT DEVICE |
8480円 |
AssistOn |
・ GRIFFIN TECHNOLOGY
http://griffintechnology.com/
・ 開発協力 AssistOn
http://www.assiston.co.jp/
(すずまり)
2002/03/15 10:36
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