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クロス社の手のひらサイズのボールペン「アイオン」

風変わりなパッケージに入ったクロス社のアイオン・ボールペン
 「クロス」と言えば、誰もが知っているほどボールペンでは世界的に有名な会社だ。会社での記念品や、就職祝いの贈答品として、金張りのクロスボールペンが多く使われた時期もあった。昨今では、PDA専用の多目的ペンを他社に先駆けて発売したり、今回ご紹介する「アイオン」(ION)のようにジェルインクを採用した手のひらサイズの小型ボールペンを発売するなど、伝統だけにはとらわれないアクティブなチャレンジを行なっているグローバルカンパニーだ。

 普通のノック式ボールペンは、ボタンを押すことで芯が露出する構造が多い。クロス社の「ION」は、今までのボールペンの常識を打ち破った操作方法がなかなかクールで新鮮だ。ボールペン本体の両側を両手の指先でつまみ、左右に引っ張ることで、本体が書きやすい長さに伸長し、ジェルインクのペン先も同時に露出する構造になっている。

 ペン先を収納した状態の時に装着する、先端にカチッとドッキングする小さな「リングキャップ」も付属している。このリングキャップのリングにストラップを繋げば、首からぶら下げて紛失を防ぐとともに便利に活用することも可能だ。

 交換用のジェルインク・カートリッジには、黒、グリーン、オレンジ、赤など、全部で6色が用意されている。本体のアイオンのカラーリングとのコンビネーションで36種類の組み合わせが楽しめるわけだ。ジェルインクの残量は、伸長した本体側面の小さな窓から読みとれるので安心感もある。

 「リングキャップの取り付け・取り外し」は、取り外す時にはリングキャップを指先で握って思い切って「折る」ように外し、取り付けるときには正面から軽く押し込むように操作する。少し癖があるようで、こういう小物の扱いにおいて少々不器用な人や、小さな可愛いペンを壊しては大変、という心優しい持ち主の場合、多少の練習が必要かもしれない。


ペン先にリングキャップを取り付けてネックストラップなどにフック可能だ 本体を引っ張ることで伸長し、使いやすいサイズになる

品名 標準価格 購入場所
米クロス社 アイオン(ION) 5500円 ペンサイトネット


・ ペンサイトネット
  http://www.pensite.net/


(ゼロ・ハリ)
2002/03/12 11:26

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