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本日の一品タイトルGIF
ガラス工芸美術館 ミュージアムショップの「クリスタル・イン」

内部に見事に疾走する馬の立体画像が見事に彫刻されている

意外と無機質な感じがするが、ハートと矢とテキストの重なりが綺麗だ
 伊豆高原に、アール・ヌーヴォー/アール・デコ期の美術品を常設展示している「伊豆ガラスと工芸美術館」がある。ガラス細工が常時300点余りも展示されていることが特徴だ。同時代の版画や、絵画、ブロンズ像なども展示されていることが多い。筆者が見学に行った際も、流れるような曲線が特徴のアール・ヌーヴォーや直線的・幾何学的な表現が特徴のアール・デコの作品が数多く展示されていた。

 中でも、ラリックの多くの作品や、ティファニーの作品は来場者の注目を集める素晴らしい作品が多い。ほかに、ルイ・ヴィトン社の初期に製造された旅行用コスメティックケースなども展示されており、運悪く不在の時でなければ説明員の方から詳細な説明を受けることもできて、その特徴や背景がよく理解できる。

 美術館に併設されたガラス細工の制作体験工房では、ステンドグラスやビーズアクセサリーをはじめ、小さなガラス片(ビッツ)を自由にレイアウトしてパッチワークのように作品を作る「ビッツパッチ」などの教室が毎日数コース開催されており、旅行者も15分~90分単位で参加できる。

 今回ご紹介する「クリスタル イン」は、美術館に併設されているもう1つの施設「ミュージアムショップ」で販売されているクリスタルガラスのお土産だ。筆者は数多くあるクリスタル インの商品から2個を選んだ。詳しい製作方法は正確にはわからないが、1辺約20ミリのキューブ型をしたクリスタル内部にレーザー光線を照射し、立体の点描画を描くようにキューブの中央に目的の立体画像を作り上げる感覚だ。

 1個は、キューブの中に、勢いよく走る馬を作り上げたモノ、もう1個は、立体ハートに天使の矢が刺さり、ごていねいに「LOVE FOR YOU」とダメ押しのテキストまでが立体的に書き込まれたモノだ。いずれも写真で見る以上に実物は美しく、その立体感は感動的だ。クリスタルで作られた高級な動物等のお土産はよく見かけるが、クリスタル インはそれらにも劣らない仕上がりだ。ちょっと重いが、少しフックの構造を変えてケータイストラップに付けたり、プレゼントに最適だ。

品名 購入価格 購入場所
クリスタル イン 1200円 伊豆ガラスと工芸美術館
ミュージアムショップ



(ゼロ・ハリ)
2002/03/06 11:04

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