ドイツの有名なデザイナー、「ヘリト・トマス・リートフェルト(Gerrit Thomas Rietveld)」が1918年にデザインした、あまりにも有名な「Rood blauwe stoel」(英語では Red and Blue Chair)の実物大を購入するには、けっこうな覚悟が要る。まず、これだけの大きさの椅子を置けるスペースが普通の日本人が住むウサギ小屋にはない。価格的にも、オークションに出品されるほどで、ごく普通の人間では購入はとてもおぼつかない。
「Red and Blue Chair」は、ニューヨークの近代美術館の永久コレクションにも選定され、赤と青の板を切り口が黄色の黒い骨組みと組み合わせただけのようなデザインだが、その座り心地は意外と良いらしい。その、ヘリト・トマス・リートフェルトの作品である「Red and Blue Chair」をWeb上で意外な低価格で購入し、デスクトップのアクセサリーとしてディスプレイして楽しむことができる。
そういう限定生産商品だから、ミニチュア・モデルとは言え、価格も数千円から4万円クラスまであり、間違いなくごく普通の椅子より価格が高いミニチュア・モデルも多い。筆者の購入した「Red and Blue Chair」は、デスクの上で、ケータイの贅沢な「スタンバイチェア」になっている。間近で見ても精巧なその造りは、次の一脚をついつい考えてしまう素晴らしさだ。