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受信専用なら低コスト。「ぷりペイド」ケータイ
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関東地方では今やほとんどのコンビニで入手可能だ
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社会のIT化がそれなりに進むと、一般的な社会で頻繁に起こっている犯罪と新しいIT機器やネットワークの仕組みとの密接な関係がまことしやかに囁かれる。今や人気の頂点にある「チャット」や「出会い系サイト」がその世界では超有名な例として頻繁にメディアに登場し、今や赤丸付き急上昇の横綱だ。
プリペイド方式の携帯電話も一時期、現在の「出会い系サイト」を上回るメディア露出度だった時期があったが、その対策として携帯電話事業者が販売の際身元確認を行なうように変更した。このため、購入手続きの煩雑さがごく普通のケータイ電話とあまり変わらなくなり、気楽にいつでもどこでも、誰でもが購入できるイメージからは遠ざかったようだ。
今回筆者は、たまたま宿泊した渋谷にある「セルリアンタワー東急ホテル」2Fのセブンイレブンでプリペイドケータイを購入した。購入に際してはパスポートや免許証など、国家や政府機関が保証する顔写真付きの身分証明書が要求される。一般的なケータイとの違いは、月額の基本使用料金が必要ないことだ(ただし後述するようにカードの利用期限があり、また通話料は基本料金がない分やや割高となっている)。このため、購入申し込み用紙上にクレジットカードや銀行引き落としなどの支払い条件を決める項目がないことぐらいで、あとはさして変わらない。
筆者がこの日購入したプリペイドケータイは、KDDIが販売しているauブランドの「606G」というモノクロモデルだ。当然、「ぷりペイド」の「ぷり」の部分に意味があるように、ケータイ電話本体だけを購入しても、当然受信も送信も不可能だ。本体は購入する店にもよるがおおよそ数千円前後でゲットできるが、同時に「ぷりペイドカード」を購入することが必要だ。
現在、auの「ぷりペイドカード」には、1000円/3000円/5000円/1万円の4種類が発売されており、価格帯によって10%程度の増量サービスが適用されたモノもある。別途購入したぷりペイドカードの裏側のマスク部分をスクラッチし、専用ダイヤルに電話して、露出した16桁の番号を入力することで、購入カードの該当する金額が残高として登録され、同時に使用可能期限が設定される。普通、1000円なら30日、3000円なら60日、5000円なら90日、1万円のカードなら365日間有効となる。期限内なら、電話番号は変わらず、残高金額を使い切るか、規定の期限が来るまでは送受信が可能となる。期限満了後90日間は再登録が可能だ。
月額基本料が不要で、料金支払い体系のみが異なるように見える「ぷりケー」だが、日本語を含め6カ国語の音声ガイダンスがあるとか、受信が大半のユーザーにとっては経済的なメリットも多く、2台目のケータイや、海外からの出張者向けの一時的なケータイや、自分専用のホットラインとして彼女へのプレゼントなどの用途には最適のようだ。
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ケータイ本体以外に必ずauロゴのぷりペイドカードが必要
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最初に背面のスクラッチ部分を剥がし、残高登録を行なうことですぐ使える
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品名 |
購入価格 |
購入場所 |
au ぷりペイド携帯電話 「606G」 |
約6千円 (発信通話には別途「ぷりペイドカード」が必要) |
セブンイレブン |
・ au ぷりペイドサービス情報
http://www.au.kddi.com/prepaid/index_e.html
(ゼロ・ハリ)
2002/02/28 11:10
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