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復刻版1960年代のハイテク「パタパタ」クロック
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かなりの大型サイズなので、リビングに置いてもどこからでも見える
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単一乾電池2個で、メカニカルな音を出しながら力強く動く!
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昔から欲しくて欲しくて、でも、なかなかゲットする機会やタイミングを見つけられなくて、いつまで経っても自分のモノに出来ないモノってある。今回ご紹介するデジタルクロックBQ50も長い間、筆者とはそういう関係だった。通称「パタパタクロック」という名前を耳にしたことのある人も多いだろう。ちょうど、新幹線のホームや空港で上の方を見上げると、出発時刻や発番ホーム、ゲート、目的地などを表示している黒いロータリー式の表示板がある。パタパタ時計はあれそのものなのだ。
最近は、これらの多くがLED表示に代わり、見かけることも少なくなってしまったが、スタティックで味気ないLED表示とはひと味違う、時刻が変わる瞬間の感覚はゾクッとくるモノがある。
パタパタ時計では、香港に拠点を置くTWEMCO(トゥエムコ)の壁掛け時計が最もラインアップが充実している。同社はこのデザインメカニズムに関しての特許も持っており、時刻・分だけではなく、月日や曜日までを同時に表示する高級・多機能タイプも品揃えしている。もっとも多機能タイプはその分かなり高価なモデルとなる。香港の銀行や役所ではこの手の時計が定番なのか、見かけることも多い。
筆者が購入したTWEMCO社のモデルBQ50はクオーツ仕様で、時分だけを表示するシンプルなタイプだ。秒針の代わりに赤いLEDが毎秒ごとにフラッシュし、1分ごとに「パタッ」と分のページが上から下に1時間に60回倒れ込むタイプの製品だ。単純計算しても分のページは1日に1440回パタパタするので、1カ月には約4万3200回、年間では51万8400回もパタパタする計算になる。これは相当メカがしっかりしていなければ耐えられない感じがする。実際に、分のページが倒れるときには、筆者の耳には結構大きな音に聞こえる。
不思議なのは、1分という単位の長さの感覚だ。深夜に1人でインターネットを使っての調べ物に熱中している時、昼間に自宅で原稿を書いている時、友人に楽しいメールを書いている時、それぞれによって1分の長さが全く異なって感じる。人間の感覚とはそれくらいいい加減なものなのだろうか?
品名 |
購入価格 |
購入場所 |
TWEMCO社 パタパタクロック BQ50 |
1万5000円 |
東急ハンズ 町田店 |
(ゼロ・ハリ)
2002/02/25 11:20
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