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エンヤを聞きながら眺めるだけで心が安らぐ? 「バーガスガール」
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人種偏見だとか、まかり間違えばセクハラとまで言われようとも、筆者は子供の頃から「金髪のピンナップガール」が大好きだ。米国のアルバート・バーガスは、1935年から筆者の大好きな米国の雑誌「Esquire(エスクァイア)」誌上で、その可愛くも妖艶なピンナップガールを描き続けてきた超有名なアーティストだ。第2次世界大戦や太平洋戦争が勃発した1940年代、米国では、戦場へ向かう戦士達の無事を祈って、爆撃機の機首部分に「守護神」としてこのピンナップガールが描かれた。これがかの有名なノーズアートの始まりだったという。空中戦でその爆撃機と遭遇したメッサーシュミットやゼロ戦のパイロット達が機首に描かれたピンナップガールを見て、うらやましく思ったか、クレイジーだと考えたかはわからないが、いつの時代もチャーミングな女性は男性にとって守護神であり女神であることにかわりはない。
バーガス生誕100年を記念して生産されたモデルは、ハイチェアーに腰掛けたタイプ「File-1」と筆者が購入した古代の折れた太い柱にもたれて座った姿勢の「File-2」の2種類が限定発売されたようだ。国内でも比較的多数出回っているし、いまだにWeb通販ショップでは在庫を持っているところもあるので、探せばまだまだ購入は可能だろう。バーガスガールは、細く描かれた眉とピンク色のチーク、ふくよかな光る赤い唇、そして何より、着衣姿のボディのリアルな表現力が特徴だ。しかし、それより多くの男性ファンの気持ちを虜にするのは、クールで、奥に潜むインテリジェンスを感じる少し遠くを眺めるその視線なのだ。やはりバーガスガールはピンナップガールではなく「守護神」そして「女神」なのだ!
エンヤの「チャイナの薔薇」を聞きながらバーガスガールを眺めていると、微風でレースのフリルが揺れるようで、ネットワークがコケようが、原稿の締め切りが過ぎようが、愛機がウイルスにやられようが、そんなことは知ったことじゃない。この一瞬を邪魔する奴だけは許さない! って感じになってしまうから不思議だ。ヒーリングは耳と眼の両方を同時にエレガントに刺激して初めて効果が現われる。騙されたと思って一度トライしみてはいかがだろうか? 間違いなくバーガスガールは世の男性にとって「ヒーリング・クイーン」なのだ!
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クールでホット、複雑な視線に心が安らぐ何かがある
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細部は意外と無頓着だが、全体としてのバランス感が秀逸なのだ
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品名 |
購入価格 |
バーガスガール File-2(シリアル番号1081) |
1万3800円 |
(ゼロ・ハリ)
2002/02/21 11:10
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