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装着感のないGo-Anywhere Watch「Snap Watch」
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ナマ腕に似合うワイルドで、しかし繊細なブレスレットWatchだ
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腕時計業界でこの数字が画期的なのか、それとも大したことはないのか、筆者には判断しかねるが、ニューヨークで発売後数カ月で200万個を出荷したといわれるブレスレット腕時計「Snap Watch」を国内で購入した。興味のある安価な腕時計はほとんど発売日に即買いしている筆者だが、ビーズのブレスレットっぽいデザインでもあるし、当然ながら筆者の世代が立ち寄るショップでは現物を見かけることもなく、今まで購入する機会には恵まれなかった。
今や腕時計は「時刻を知る」という本来の機能で選ぶだけなら、100円ショップでも1年間は使えるそこそこの腕時計がゲットできる。その一方で、内蔵のボタン電池を交換するだけで街の時計屋さんなら技術料込みで1500円位かかるという、面白い時代になった。時計のマーケティングはそれだけ複雑な時代に突入し、競合各社や新進の各社は、それぞれ他の追随を許さないオリジナリティや差別化を競う時代に入ったのだろう。
Snap Watchは、チープなデザインでチープな価格、どう見ても高く見えないのが良い。少なくともこの時計をスーツ姿で着用しようなんて考える人はいないだろう。またイメージからして、多くの服を着込む冬の季節もそのセンスの露出が難しそうだ。本番は身につける衣類が最も少なくなる「夏」だろうが、突然夏にこの時計を買ってみてもすぐには馴染みそうにない。冬の今から買って、マッチングセンスを磨いておこう。ただし半年後の夏にまだこの時計が流行っている保障はどこにもないが……。
米国内では、スナップで取り外せるブレスレット部分である「Snap Rope」だけを何種類もオプション販売しているが、どうも国内では見当たらない。自由に交換、継ぎ足しのできるこれらの周辺アクセサリーや、リングに直接取り付ける奇跡を呼ぶ「Milagros」と呼ばれる小さなアクセントも同様に国内でまだ発見できないのは残念だ。安価なデザイン腕時計ビジネスはそれだけ短期間のビジネスで、投資リスクが高いということだろうか。
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ブレスレットはスナップ脱着でき、複数のブレスレット連結も可能
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サイズは3種類あり、ブレスレット柄も10種近くから選べる
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品名 |
購入価格 |
購入場所 |
Snap Watch |
1400円(Web通販も同価格) |
上野松坂屋 MONOマガジンショップ |
(ゼロ・ハリ)
2002/02/08 11:09
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