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ThinkPadのインダストリアルデザイナーがデザインした 電気スタンド 「TIZIO」
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シンプルだが、どこから見ても絵になるデザイン
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どれもが同じように見えるモバイルPCの世界にあって、常に四角く角張っていて、所々がカッターで直線に切り取ったようなThinkPadデザインは良きにつけ悪しきにつけ「個性的」な存在だ。一見してドイツデザインを想像するIBM ThinkPadの総合デザインコンサルタントをしているのは、ドイツ生まれのイタリア人デザイナーだ。すでに数え切れないくらいの作品がニューヨークの近代美術館「MoMA」に「永久保存作品」として収められ、世界的に著名な工業デザイナーであるリチャード・サッパー氏の類い希な才能は、モバイルPC以外の多くのオーディオ機器や照明器具、自動車、キッチン用品などの中にも認めることができる。
その中でも、筆者が以前から絶対に欲しかったモノに、リチャード・サッパー氏(リヒャルト・ザッパー)のデザインによる電気スタンド「TIZIO」(ティツィオ)があった。ティツィオの意味するところは、どうも「あの野郎」っていう感じらしい。確かにティツィオがデスクの上に乗っかってから、人に説明する時にも「あの電気スタンド」ではなく、「あいつ」と言うのが適切な感じがするから不思議なものだ。ティツィオにはシルバーカラーのものとブラックカラーのモノが存在するが、なんといっても基本はブラックだろう。支柱を含め、3本のアームの結合部分の部品や電源スイッチには「赤」のプラスチックを用い、本体カラーである「黒」とのコントラストやバランスは抜群だ。
筆者は、これを過去何度か秋葉原のヤマギワ「リビナ本館」で眺めてはため息だったが、ついに清水の舞台から飛び降りたつもりで、ヤマギワの通販サイトで購入した。チョットした電気スタンドなら4~5個は買える値段だが、実際にデスク上で使ってみるといろんな角度で使う時に、それぞれの表情が変わり、どういう状態で使っても絵になる秀逸なデザインだ。しかし、ただ単にデザイン性だけを追求したミーハーな製品ではなく、「まず本来の目的とする機能性において優れている」点は確実に押さえている所は、彼の作品全てに共通のことだろう。モバイルPCやPDAも、まず本来の機能として優れていることが一番で、それを実現できるデザインは美しいということなのだろう。
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生まれてこの方見たこともないほど複雑な発砲スチロールケースに梱包されている
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重量級の台座が遠くに置けるので机上のスペースを有効に使える!
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品名 |
購入価格 |
購入場所 |
ティツィオ(TIZIO) |
3万7810円(50Wモデル) |
楽天eヤマギワ |
・ 楽天eヤマギワ
http://www.rakuten.co.jp/e-yamagiwa/400355/441904/442445/
(ゼロ・ハリ)
2002/01/25 11:05
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