ケータイWatch　本日の一品

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欲望の尽きるところ無く　「potti」

　昨年よりボチボチと発売されてきたメモリーオーディオプレーヤーであるが、今年になって大手メーカーが参入し、海外のメーカーも参入し、PCベンダーまで参入してさまざまな機種が現れた。そんななか、４月下旬に発売するのが、この「potti」である。

　pottiには液晶表示部などはなく、使い勝手では３万円超クラスのMP3プレーヤーとは比べ物にならない。しかし、pottiの予想市場価格は１万7000円である。しかもさりげなく16MBのMMCが２枚とリーダライターが付属するので実質的には本体１万円と考えられるだろう。これは格安MP3プレーヤーの域に入っている。そうなるとpottiの優れた部分は、使い勝手ではなく、コストパフォーマンスと機能を削った結果である「軽さ」だといえる。

　本体の重さは30g。この価格帯では非常によくある重さであるが、一般的に考えれば、軽い。携帯電話はどんなに軽くとも60gくらいであるから、30gのモバイル機器というのは、誤差範囲である。こうなるとポケットに入れるのも悪くないが、首から下げるのも良い。pottiはそういった使い方を想定していて、標準でネックストラップが付属していたりする。が、ここはもっと、突き詰めていただきたい。まず、せっかくだからネックストラップにイヤホンを内蔵していただきたい。そうすれば絡みにくいし、イヤホンコードの強度も上がる。さらにデザインをもっと首から下げたくなるデザインにしてもらいたい。金属を多用して、MP3プレーヤーというよりも、ネックレスにするのだ。そしてもっと、小さくしてもらいたい。スイッチなんて音量調整の可変抵抗と再生・早送りのボタン、そして主電源のみで大丈夫。電池とメモリスロットを限界まで切り詰めて激薄デザインにすれば、もう完璧というものだろう。問題は…そこまですると価格が跳ね上がるという点であろうが。

今日の教訓「欲望を発揮すると、金がかかる」

品名	発売元	予想店頭価格	発売日
potti	ハンファ・ジャパン	１万7000円程度	４月下旬

■ ＵＲＬ
　ハンファ・ジャパンのホームページ
　 http://www.hanwha-japan.com/

（白根雅彦）
2000/04/26 00:00

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