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人間に劣悪な部屋=電波時計に理想の環境!?
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超コンパクトで日時・曜日・時分秒が一覧でき、30万年狂わない!
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日本初の電波腕時計の発売時期はもう忘れてしまったが、筆者が初めて電波修正機能付きの腕時計を買ったのは、価格が10万円を切った頃だったと思う。最近はカシオなどから1万円以下の電波腕時計が多種発売され、もはやそのテクノロジーや機能はごく日常的なものとなってしまった。外出時も身につけている腕時計ではあまり問題ないが、電波時計の弱点はマンションや会社のビルなど、鉄筋コンクリートの建物の中心付近に設置した場合、その位置に固定していれば多くの場合電波を補足できず、時刻補正が出来ないことだろう。筆者が自宅の居間専用に購入した超大型のデジタル置時計は、横浜市内で、運悪く毎日南向きのベランダを眺めているために、いまだに「福島県おおたかどや山」にある「郵政省通信総合研究所標準周波数送信所」の発する電波にSyncしたことが一度もない。月に1度、北向きの窓側に持って行ってやり、人間様の力を借りてSyncするという状態だ。
そもそも電波時計とは、日本標準時を載せた標準時刻電波(JJY/40kHz)を受信して、時刻の調整を行なうモノだそうだ。日本標準時とは、テレビやラジオで流される日本の時刻表示の基準だ。セシウムビーム型原子周波数標準機といわれるありがたい代物で、その精度は30万年に1秒誤差が出るくらいらしい。送信所から送られる電波は、半径1000キロメートルの遙か彼方まで届くが、鹿児島県の一部ではこの範囲を超えており受信できないようだ。
多くの電波時計(据え置き型)はその本体の背面にアンテナが内蔵されており、理想的な配置は福島県より南に住む人の場合、北向きの部屋で北側を向いて窓辺で仕事をする人なら、電波時計がいつも目に入る場所(電波時計のフェイスは南向き)に置けば電波の補足に最適のようだ。この環境なら、電波置時計の背面は常に北を向き、いつも福島県に背を向けていることになる。確かに筆者が今回、パソコン部屋用に購入した「Wavecatcher」と名付けられた電波置時計は、乾電池を入れると同時に電波を求めてほんの数分以内に確実に正確な年月日を自動設定し、何もなかったかの様に毎日忠実に電波を合わせ続け、全く休むことなく働き続けている。日本標準時の時刻を常時表示しているWebサイトを参照して比べても、全く誤差がない。電波置時計は、北向きにしか自分の部屋を確保できない親父の必須アイテムだろう!
追伸:読者からの投稿でゼロ・ハリも賢くなった……リッチな南向きの部屋を確保出来る人は、九州のはがね山標準電波送信所からの電波を受信するという手もありそうだ。ただし九州の標準電波の周波数に対応した電波時計が必要となる。
品名 |
購入価格 |
購入場所 |
Wavecatcher |
2980円 |
ヨドバシカメラ町田店 |
・ 標準時刻電波に関する情報
http://www.crl.go.jp/overview/index-J.html
・ 福島・九州の標準電波両対応時計ツイン・パの説明(セイコー)
http://www.seiko-clock.co.jp/whats_denpa/
(ゼロ・ハリ)
2002/01/07 10:39
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