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丈夫で長持ち、ビジネスマンにお薦めのバッグ

斜め後ろから見たところ。このカバンの色はBurgundyで、色彩には門外漢なので解説は難しいが、ワイン色と言ったところ。筆者が一番気に入っている色だ。色はこの他、Scotch(茶)、Black(黒)のバリエーションがある
 本日ご紹介する製品は、1856年に設立された、歴史あるゴールドファイル社のショルダーバッグである。一度染色した革に「黒」の染料をふたたび重ね、手作業で丁寧に拭き上げていくという独特の工程をもって完成される革を素材として使っており、伝統的職人芸という評価を得ているブランドの商品だ。

 男性ビジネスマン用のビジネスバックと言うことで、一見モバイルとはなんの関連もなさそうなのだが、実は非常に小物類の収納しやすい作りになっている。

 メインの収納部にはA5のノートPCや、各種PDAが収納できる。CASSIOPEIA FIVAなど薄型のミニノートPCであれば、ノートPCを収納してなお文庫本が2冊は入る収容力を持つ。少し前まではFIVA-206とグインサーガシリーズの文庫本2冊を入れて持ち歩いていた(形が崩れてしまうが、もう1~2冊詰め込むことも可能である)。

 メインの収納部の前面には、ジッパーがついており、すぐに取り出したい物の収納に最適だ。また、よく考えられた作りになっているのが背面の収納部で、携帯電話やカードサイズのものや薄い書類など、さまざまなアイテムを入れることが可能になっている。

 背面を見ると、一番左が携帯電話ホルダーなのだが、外国の大ぶりな携帯電話も収納できる、かなり大きめのサイズになっている。そのため筆者はここにデジカメなどを収納している。ちょうど、リコーのPR-10やパナソニックのLUMIX DMC-F7(LUMIXの小さい方)などがぴったり収納できるサイズだ。Nokia 9210などのスマートフォンも収納可能である(ドイツ製品であることを考えると、本来はスマートフォンの収納が想定されているのかもしれない)。また、デジカメだけでなく小型のACアダプタやコードを入れても便利である。

 そして右面にはクレジットカードの収納できるホルダーがあるのだが、ここはPCカード入れにぴったりなサイズとなっている。この一番奥のホルダーは奥行きがあり、縦にPCカードを収納できる。PCカードはクレジットカードより厚みがあり、規定の5枚を入れると窮屈になってしまうので、筆者の場合は普段3枚を入れて持ち歩いている。他にも、背面部分には大きめのポケットが2つついており、A4の書類であれば二つ折りにすれば収納可能だ。

 このように便利で使いやすいカバンなのだが、何よりもゴールドファイル社の製品は丈夫であり、まさに一生モノと言っても良い品質を誇る。筆者は昔、父からゴールドファイル社の財布をもらい、以来12年間使用しているのだが、まだまだ問題なく使えている。

 モバイル製品用のバックを極めていくと、オーダーメイドになるのかもしれないが、メーカーの既製品でも十二分に役割を果たしてくれるものもある。ある程度汎用に使えて、しかも丈夫で長持ちし、ビジネスの場でも全く違和感のないバッグを求めている人にはぴったりの製品だ。


サイズ250×220×70mm、重量500g。前面にはこのようにA5クラスのノートを収容できる。入っているのは、大容量バッテリーを取り付けたLibrettoSS1010 筆者お気に入りの使いやすい背面。この撮影を行なった時は、右側のカード入れには、通信カードとデジカメ用のSDカードアダプタ、スマートメディアアダプタが入っていた
品名 購入価格 購入場所
GOLD PFEIL社
OXFORD Men’s Bag #04-0123
75000円 amity


・ amity
  http://www.rakuten.co.jp/amity/397064/408983/425812/


(彩音五郎)
2001/12/26 11:04

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