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本日の一品タイトルGIF
ケータイこそプライバシーのカタマリ 「メールブロック」

 ケータイはいまや「1人1台時代」。所有者の人脈全体を網羅する電話帳をはじめ、メールは個人間でのプライベートなやり取りの記録となっている。過去において存在したどんなデジタルバイスも、ここまで個人のプライバシーに食い込んだものはなかっただろう。ケータイはプライバシーのカタマリといえる。

 昨今では、電車の中でケータイの液晶を見つめ、プチプチ操作し続けるという風景は日常的なものとなった。しかし、これは場合によっては大変危険かもしれない。とくに電車の中での「プチプチ」度合いが高い若い女性こそ、プライバシーを守る必要も高い。その隣に座っている人が画面を覗き込んでいるとしたら……?

 やや脅しめいて聞こえるかもしれないが、仮にそれが妙な意識をもったヤツからの「覗き」ではなく偶然であっても、“プライバシーのカタマリ”のケータイを覗かれるのは心地良いものではない。偶然見てしまった側も、居心地の悪さを感じるはめになる。

 そんな時代に、ぜひこの一品。その名も「メールブロック」。樹脂製の薄いフィルムの中に偏光フィルターが入っており、液晶パネルにこれを張ると液晶の内容を見ることができる可視角度が狭まる仕組みになっている。取扱説明書には「左右45度以上からは液晶が見えにくくなる」とある。

 筆者はメールを頻繁にやりとりするわけでもないし、やましいメールや電話帳の内容を持つわけでもないが、ちょっと気になって自分の使用しているケータイに貼り付けてみた。なるほど、これは少なくとも「覗き」対応としては優秀だ。ふむふむ……。だがある日、いつものことながら落とし穴に気づく。

 考えてみればこれは仕様上、仕方がないこととも言えるが、ケータイのバックライトの明かりで液晶パネルを見ている分には問題ないものの、直射日光の下では、偏光フィルムの中で光が乱反射してフィルム自体がほぼ真っ白になってしまう。これでは使用者自身も液晶が見られない……。確かに、目的の用途に関しては非常に有用なのだが。

 そんなわけで、たとえ直射日光下で液晶が真っ白で読めなくなろうとも貼ろう、という覚悟を決めるほどプライバシーを気にする性格なり、あるいは切実な事情なりのある場合もあるのかもしれない。あるいは、オレ、考えすぎ?……と感慨深く思ってしまった一品だ。

品名 購入価格 購入場所
メールブロック 580円 池袋ビックピーカン


・ 池袋ビックピーカン
  http://www.bicpkan.com/


(奥島 大)
2001/11/20 10:33

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