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本日の一品タイトルGIF
明日に向かって打て 片手用キーボード「CUT Key Pocket」

 テンキーの12個のキーで文字を入力するのは、ある意味効率的だ。携帯電話でメールを打つ人ならわかると思うが、親指でボタンを押し、残りの指でデバイスの保持ができるので、完全な片手入力も可能だ(その意味でペン入力は完全な片手入力でない)。入力部の面積が小さいので、PDAや白物家電にも実装しやすい。確かに両手を使ったフルキーボードに比べると、入力速度の面で劣るだろうが、特定条件下ではテンキーによる文字入力が必須だ。

 この種の入力方法としては、携帯電話の「子音連打型」が一般的だ。ほとんどの携帯電話に搭載されており、すでにデファクトスタンダードになってしまったのだが、実際にはあまり効率的なものとは思えない。しかし同様のテンキー入力方式として、ミサワホームが開発した「CUT Key」がある。こちらは日本語入力が効率的になるよう設計されたものだ。今回のネタの「CUT Key Pocket」は、このCUT Key方式を採用したキーボードだ。

 実は以前もCUT Key製品を紹介したことがある。今回のCUT Key Pocketは、以前の製品に比べると小型化され、PS/2接続だったインターフェイスがUSBに変更されている。キー配列などは以前と同じなのだが、今回はゆっくり使い込んでみた。

 キー配列は「上半分が母音」「下半分が子音」というのが基本で、順番も50音をベースにしているので慣れやすい。頻度の高いひらがなは、フルキーボードによるローマ字入力と同じく、2タッチで入力できる。半日ほど使ったところ、携帯電話で一般的な子音連打型よりもはるかに速く文章を入力できるようになったし、ブラインドタッチも可能になった。

……いいじゃないか、CUT Key方式。片手で文字を入力しなくてはいけない状況というのは限られているが、その限られた状況では極めてスマートなメソッドだ(両手が使えるならフルキーボードにかなわないだろうが)。まぁやはり、最大の問題は普及するかどうかなのだが……PDAをネタ帳としてバリバリ文章入力に使っているわたしとしては、もっと豊富なメソッドが登場して欲しいのだけど。

今日の教訓 「ケータイ・PDAへの搭載キボン>メーカー様」

製品名 発売元 価格 販売場所
CUT Key Pocket ミサワホーム 1万800円 gooショップ
CUT Key Virtual Shop



(白根 雅彦)
2001/10/30 12:06

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