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辞書は身近に置いておけ 「XD-S5000」
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辞書は引くのではなく読め、という格言がある。つまり、何かわからない単語があったとき、その単語の意味を読んだだけで満足するだけでなく、その単語のページ周辺に載っている単語を調べてみたり、その単語の意味部分に載っている知らない単語をさらに調べてみたりして、自分の語彙を増やしていけ、ということだ。
人間の頭脳には無限の可能性が秘められているのだろうが、意外とあてにできないと思う。そんなわけで、ぜひとも頭脳を補う増設情報源としてこの「XD-S5000」をオススメしたい。
このXD-S5000は広辞苑(岩波)、ジーニアス(大修館)、漢字源(学研)など6種類の辞書を内蔵する電子辞書だ。実物の広辞苑は、はっきりいってそれだけでも、かばんに入れるどころか家の中を持ち歩くのすら勘弁願いたいサイズだったりするが、このXD-S5000は電池込みでわずか240gと非常に軽い。元の広辞苑のように枕にすることは無理そうだが、マメに調べるには持ち運びやすいほうが良い。
そんなわけで最近読んだSF小説に登場した「キーツ」という人物について調べてみた。イギリスのロマン派の詩人で、ローマで夭折(ようせつ)しているそうだ。っていうか「夭折」ってさりげなく使われているけど、どんな意味だよ。こんなとき、普通の辞書だといちいち引くのが面倒だが、XD-S5000は使い慣れたキーボードが使えるので、速攻検索できる。夭折は「年が若くして死ぬこと。夭逝」だそうだ。む、「夭逝(ようせい)」という単語もあるのか。でも「ようせい」と調べると「夭逝」「幼生」「妖星」などなどいろんな単語もあるぞ。っていうか「妖星」って何だよ。「災害の兆しとして現れると信じられた星」。ふーん、良く戦いで敗れそうなときに頭上で輝く「死兆星」みたいなものか。そういえば「死兆星」って載ってるか? 「七曜星」しか載ってないな。うーん、さすがに北斗の拳用語はGoogleで調べたほうが良いなぁ(っていうか調べるなよ)。
今日の教訓
「辞書って意味なく単語を調べだすと意外とハマるよネ」
(白根 雅彦)
2001/10/26 11:17
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