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「腹の皮」で大事に磨く、可愛いグルーミー!
サイズは手頃、とてもクリーナーには見えない。ひょっとして本当にただの「ぬいぐるみ」では!?
ディスプレイの表示部分やOA機器の外観をクリーニングするツールは、日本だけではなく、米国内でも大きなマーケットだ。ただパソコンを単なる道具だと考える人口が圧倒的に多いぶん、米国は日本のように、埃避けだけの目的にしか理解されないディスプレイカバーやキーボードカバーの類は米国内のパソコンショップでは滅多にお目にかからないアイテムだ。日本人は、我々のお父さんやお祖母ちゃんの世代から、下駄箱や食器棚の上に鎮座した電話機にも花瓶敷きのような小さな刺繍入りの座布団を敷き、ハンドセットやダイヤル以外の本体部分にも専用の服を着せたりする変わった趣味のある民族だ。
だから高価だったパソコンにもディスプレイ専用の埃避けカバーが、いろんなメーカーから数多く発売されたり、どう見ても見にくく、かつ使いにくくなるだけなのに、なぜかフニャフニャしたキーボードカバーも多くの種類が発売され、またそれがごく普通に売れる不思議な土壌なのだ。価格競争の激しい現在なら、キーボードが汚れたら、キーボードを買い直した方が安い時もあるかもしれない。
米国内でもモバイルPCの液晶画面の曇りを取ったり、手で触ったことによる油分を取り除くウェットティッシュの類は数多く発売されている。しかし、今日ご紹介する、何かとぬいぐるみを合わせた造語を商品名に頂いている「グルーミー」は、そんな日本だから存在価値のある商品だろう。
大人になっても成人度が足りないのか、大人になっても子供の心を失わない素晴らしい性格なのかは、人によって感じ方の分かれるところだが、グルーミーは、れっきとしたパソコン周辺機器の国内大手が企画販売している「OA商品のクリーニング用ぬいぐるみ」だ。多くのアメリカ人なら、一度はこの商品を見て笑っても決して買わないが、日本では実際に売れるところが超アジア的なのだ。
実際に、筆者は、普段使用しているThinkPadの液晶をグルーミーの「お腹の皮」で軽くこすってみたが、意外や、なかなかしっかりと液晶の曇りは取れるようだ。グルーミーの頭の部分を除き、胴体や手、足の裏側部分はスウェードのような人工皮革になっており、静電気か何かの力で上手くゴミを吸い取ってくれるようだ。多少薄く細くなっている犬の手先や足先を上手く使う「OAお掃除のコツ」を修得すれば、あなたは立派なグルーミー使いになれるだろう。比較的無頓着でワイルドなPC/AT互換機ユーザーではなく、マックユーザーの購買率が高いと見たがさて真相はどうだろうか!?
あお向けるとクリーナー部分の素材の違いに気づく
勿論、筆者の買ったのは本物と同じくらい可愛いブルテリア君だ
品名
販売元
購入価格
購入場所
グルーミー
580円
エレコム
町田ヨドバシカメラ
パソコン売り場レジ前
・ グルーミー10種製品情報(エレコム)
http://www.elecom.co.jp/news/20010727/groomy/groomy.html
(ゼロ・ハリ)
2001/10/01 08:04
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