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ノースショア マツモトの「ステープルリムーバー」
赤い養殖エビの格好をしたステーショナリー
お盆の頃に行くと芋を洗うような大混雑のワイキキ海岸だが、帰国日が9月初旬になるツアーが日本を出発する頃には、嘘のように日本人の数が減ってくる。米国ハワイ州、オアフ島のリピーターならノースショアを知らない人はいないだろう。ここはワイキキと違って、ピークの時でもそれほど大混雑にはならないサーファーの天国だ。その中心に当たるハレイワという小さな道路沿いの街に、最近は日本国内の観光ガイドブックでも超有名になった「マツモト グローサリーストア」というお店がある。
このお店を日本国内で有名にしたのは他でもない、日本でいう「かき氷」=「シェーブアイス」だった。それをテレビのレポーターや芸能人が紹介したのがきっかけだったように記憶している。近所には似たような日本人名の雑貨屋は何軒もあるが、なぜかここだけが脚光を浴びているのが、単なる旅行者の筆者には以前から不思議でしょうがなかった。しかし、ガイドブックの影響力はことのほか大きく、レインボーの蜜をかけたハワイ独特の大型のシェーブアイスはここで、並んで買って食べてこそ値打ちがありそうな気にさせるから不思議だ。
ハレイワやもう少し東側のクアロア周辺にはエビの養殖をやって、それをその場で食べさせる屋台に毛の生えたようなロコ(地元っ子)相手のお店も多い。そのせいか、マツモトにも、「MATSUMOTO SHAVE ICE」のロゴ入りで、エビの格好をした妙な赤いレターオープナーが売られていた。帰国後、誰かにノースショアのお土産としてあげようと思って眺めていると、エビの口にあたるところが妙な格好をしていることに気が付いた。包装されていたビニール袋の挿絵をじっくり見たところ、この赤エビは、尻尾がレターオープナーになっているだけでなく、口先がステープルリムーバー(ホチキス外し)になっていることがわかった。
実際に書類を数枚閉じたステープラーの針をはずしてみたが、これがなかなか優れものだ。二枚舌のようになったエビの口先で上手く針を挟むようにして前方に押しながら持ち上げるだけで、針はいとも簡単に抜き取り可能。おまけにしっかりくわえた針はどこかにいってしまうことなくそのままホールドしてくれるので極めて安全だ。ここしばらくホノルルに行くと必ず立ち寄るマツモト グローサリーストアだが、シェイブアイス以外にも探せばいろいろ面白いモノがありそうだ。
誰が見ても理解できるレターオープナー機能
気がつきにくいが、優れモノのステープルリムーバー
品名
購入価格
購入場所
ステープルリムーバー&レターオープナー
2ドル
ハレイワ マツモト グローサリーストア
・ ワイメア マツモト グローサリーストア
http://www.matsumotoshaveice.com/
(ゼロ・ハリ)
2001/09/07 10:33
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ケータイWatch編集部
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