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日本未発売のアイテム・ロケーター「Suresafe」
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超有効“貴重所有物常時所在監視装置”なのだ!
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2001年になってIT業界はブロードバンドとワイヤレスLANの花盛りだ。一時セキュリティ管理がとやかく言われたワイヤレスLANの世界も、WiFi標準化のひとつでもあった「WEPの128ビット暗号化」や、SSID、MACアドレスの登録などを複合的に組み合わせ活用することで、かなり高度な機密管理が実現できる時代になった。しかし、空中を飛ぶデータストリームをいくら暗号化しても、アクセスポイントに外部からどれだけ入りにくくしても、肝心のモバイルPCを盗られてしまってはなんにもならない。
アイテムロケーター「Suresafe」は、PCカードタイプIIの形状をした「トランスミッター」と、ポケットに入るペン型の「レシーバー」を必ずペアで使用する「盗難防止・遺失物検索ツール」だ。トランスミッターをモバイルPCのPCカードスロットに入れ、レシーバーは胸ポケットなどに入れて身につける。レシーバーの側面のスライド・スイッチを「Find」側に倒すと、予めユーザーが設定した距離の範囲の中にモバイルPCがあれば、レシーバーの警報が鳴ってLEDが点滅する。社内などで自分のモバイルPCを見失う人はあまりいないとは思うが、もしそういう事態になった時には超便利な「遺失物検索ツール」となる。
逆にもう一方の「Alert」側にスイッチを倒せば、予め設定した距離以上に持ち主とモバイルPCの距離が開いた場合、同じく警報が鳴りLEDが点滅する「盗難防止ツール」に変身して機能する。レシーバーは単4電池を1個用い、トランスミッターはCR2032ボタン電池を1個使用する。トランスミッターの電源を「常時オン」ではなく、AUTO設定にしておくことで、パソコンのPCカードスロットに挿入された時点で、中央のピンが押され、自動的に電源が入る省エネ方式も選択できる。トランスミッターとレシーバーの距離設定はレシーバーの側面にある、1~9までの目盛りが刻まれたダイヤルで0.5~6メートルの間隔で調整が可能だ。目的に合わせて選択すれば良いだろう。
ワイヤレスLAN時代の機密管理の基本の基本は、まずクライアントであるモバイルPCを盗られないことが最重要課題ではないだろうか。近頃ではモバイルPCに必要な機能はもうほとんど本体の基本機能に盛り込まれ、PCカードスロットの使い道もそれほどあるとは思えない。ダミーカードの替わりに「アイテムロケーターPCカード」なんてのも洒落ている。一般人の想像の枠を越えた「アイテム・ロケーター」、残念ながらまだ日本では代理店が無いようなので、興味のある方はチャレンジしてみてはどうだろうか!?
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キットにはレシーバーの交換用ペンクリップも4色おまけだ!
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さまざまなモバイルシーンで活躍しそうな予感が……
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(ゼロ・ハリ)
2001/07/30 00:00
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