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ゼロ・ハリバートン社ロゴ入りWorkPadケース
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1938年のゼロ・レプリカ・モデルと比べてもゼロらしさはある!
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Palmコンピューティング社のPalm VxやIBM社のWorkPad c3には、世界中で、すでに数え切れないほど専用収納ケースが発売されている。国内外のステーショナリーメーカーはもちろんのこと、エルメスやグッチ、ルイヴィトン社など、世界に名だたるブランドの大御所もこれらのケース市場に参入している。筆者もこれまでに、コーチ、ハートマン、ヴィトン、フォッシルなどなど、本体の3倍を上回る数のケースに投資してきている。
筆者はまた、学生時代からのゼロ・ハリバートン社の大ファンで、これがペンネームの由来でもある。海外出張の折りには、現地のお店で必ずと言うほど、ゼロ社のアタッシェケースなどを買い込んで帰国するので、自宅のパソコン部屋は、既にパソコンよりアタッシェやトランクの方が圧倒的に多いありさまだ。今回は、たまたまWebサーフィンをしていて、「鞄」のサーチで見つけたかばんの「セレクション」というお店がWebサイトでゼロ社のPalm用ハードケースを販売しているのを知った。昨年は同じくゼロ社がデザインしたというWindows CE機「シグマリオン」を購入したが、実際にはプラスティックの外観に銀の塗装をしただけの仕上がりで、ゼロ・ハリバートンファンとしては多少がっかりではあった。
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ゴムの緩衝材も、右利き・左利きのどちらにでも対応できる
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今回のゼロ社のWorkPad c3用ハードケース(ZPW-S1)は、実際には、プラスチック素材のパッケージの内部にゴム素材の緩衝材を張り詰め、外側はアルミニウム素材で覆うという三重構造になっている。同梱されていた一枚の説明書きによれば、米国ゼロ社がデザイン監修、品質管理を行ない、台湾で製造されたものらしい。ケースの両面にゼロ社のブランド・ロゴは付いてはいるが、初期不良や構造上の不具合以外の破損や経年劣化等に対して、修理や部品交換は無償、有償を問わず、同社は一切保証しないという。
外装に使用されているアルミニウム素材だが、従来のゼロ社のアタッシェに伝統的に使用されている「アルミニウム2024合金」かどうかは不明。感覚的には、どうも日本が皮切りのテストマーケティングという色彩が強そうだ。他の多くのケース同様、右利き、左利きを考慮したハードケースは、意外と大きく、本体が一回り大きくなったような印象を受ける。構造的には、ゴムの緩衝材の中にWorkPadを埋め込む形になり、対衝撃にはそれなりの強度を保つだろう。一回り大きくなったケースで常に問題となるのは、スタイラス・ペンの処理だ。ZPW-S1では、スタイラス・ペンを見る限りにおいて、相当悩んだ苦心の跡が見えるが、ベストのソリューションではなさそうだ。
ゼロ・ハリバートン社のPalm Vx、WorkPad c3専用ケースは、一般的に販売されているハードケースより多少高価ではあるが、ゼロ社のオーソドックスなアタッシュケース同様のシルバーカラーや、盛り上がった4本のストライプ、表面の曲面デザイン処理がコレクターマインドを刺激する楽しい商品だ。既にゼロ社のアタッシェケースユーザーで、同時にPalm VxやWorkPad c3ユーザーなら購入して損はないだろう。
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ハタ坊のような苦労の跡が滲み出る「超特殊スタイラス」。ひょっとしたら、これって「自慢」出来るかも?!
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しばらくはこの2台が筆者のメインPDAとなりそうだ
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(ゼロ・ハリ)
2001/07/11 00:00
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