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もっともっと「モア・シンプリー・パーム」!?
幾つかのカラーコンビネーションがあるテックスレート
本家のパームコンピューティングを始めとするこれらの互換機は、従来の重厚長大な国産電子手帳に比較すると、とてもシンプルでわかりやすいコンセプトのPDAだと思える。しかし、実際の普及度を見ると、IT機器に慣れているユーザーにはそう思えても、一般的にはまだまだ複雑で、とても誰もが自由に使いこなせるまでには至っていないのが本当なのかもしれない。
そんなPDA界の現実を見てか、米国の玩具会社が、誰にでも簡単に使い方をマスターできる次々世代のPDAを考案した。これを使う限り、IT機器のベテランも全くの初心者も、そこにはITデバイドは皆無の世界だろう。「テックスレート」と呼ばれる次々世代の「モア・シンプリー・パーム」は、複雑な高機能CPUも搭載していなければ、電池交換も不要だ。その代わりカレンダー機能もなく、基本的な電卓機能もついていない。しかしパームと同じくペンで手書き文字を書き込むことで、本当のノートブックやメモのように、計算もできればアドレス帳にも電話帳にもなってしまう優れモノだ。
いったん記入したメモや計算書きは、内蔵された車のワイパーのようなモノで画面上をたった1回スライドさせるだけで、綺麗に消し取ってくれる便利さ。加えて地球に優しい省エネルギー感覚だ。まだ紙が高価だった頃、石のスレートに蝋石やチョークで文字や計算式を書いたように、21世紀のスレートはPalmそっくりな形状で再来した。ペン先で薄いビニールの張られたスクリーンの上に文字を書けば、軌跡は台紙に張り付き、書いた通りに少し濃い色の線が現れる。子供の頃、よく似たモノがあった記憶があるが「テックスレート」はそれを昨今のベストセラーPDAの形でリイッシューした。
筆者も含めて誰もが「シンプル・イズ・ベスト」というPDAの本質であるコンセプトを決して忘れないために、本物のPalmの横に常に置いておきたいシンプルな逸品だ。
明らかにPalmから型取りしたような雰囲気が……
常に座右に置いて、PDAの本質を時々は考えよう!
(ゼロ・ハリ)
2001/07/06 00:00
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ケータイWatch編集部
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