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MagicLinkなければ……本革製MagicLinkケース
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MagicLink、というマシンをご存知だろうか? もうすでに5年以上前になるが、携帯機器用OS「MagicCap」を搭載したマシンで、それを開発していたGeneral Magic社にはパナソニックやソニーなど、名だたるメーカーが出資。General Magic社創業チームにはMacPaintやHyperCardを開発した伝説の人、ビル・アトキンソンがいて、とくにMac専門誌では熱心に取り上げていた。当時学生であった筆者はわくわくしながらその開発を待っていたものだ。そして、それを搭載したマシンが米国で発表されたときにはこの島国に住む身をうらんだりもし……、そして、1996年にそれを用いた実験サービスが国内で始まった時にはすぐ飛びついた。
「Paseo」と呼ばれるサービスは、NTTに上記の2メーカーが加わり、NTT Fun企画によって1996年から1997年まで1年間の期間限定で運用された。マシンであるMagicLinkにはソニー製、松下製の2種があり登録ユーザーに貸与された。米国ではすでに商用サービスが始まっていたこともあり、さまざまな周辺機器が発売され、筆者も、いずれはこのマシンはレンタル元に返さないといけないと知りつつ、せっせとそういう周辺機器の個人輸入に励んでいた。前置きが長くなってしまったが、この皮ケースもそういうもののひとつ。なんと、お値段8万円(!!!)。だが、当時の昂揚感に目がくらみ、自慢したい気持ちと参加したい気持ちで、購入していた。
このケース、ソニー製MagicLink(PIC-2100J)を収めると他に何にも入らない。つまり、実験期間が終了してPIC-2100Jを返却すると何の役にも立たなくなる。だが、当時の筆者にはそれでも良いと思えたのだ。少々イカれていたのかもしれないが思い出は手に入った、と思うようにしている。ほろ苦い思い出ではあるが、これを見るたびにそれを思い出す。
製造元 |
購入価格 |
購入場所 |
本革製MagicLinkケース |
8万円(諸経費込み) |
個人輸入 |
(絵本 大)
2001/07/02 00:00
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