|
|
|
価格が魅力の鉛筆削り付鉛筆補助軸。独KUM社「Blue Ocean」
|
|
|
|
歴史あるKUM社の鉛筆に、消しゴムのキャップ、プラスティック製のエクステンダー+鉛筆削りの合体構造で販売される「Blue Ocean」
|
|
筆者の購入したブラックモデルとシルバーモデル、他にブルーもある
|
人類が黒鉛の粉と粘土から「鉛筆」を作り出したのは約450年前だという。そして鉛筆とは切っても切れない不思議な縁で結ばれている「消しゴム」は今から約230年くらい前に生まれたらしい。誰でも安全・簡単に鉛筆が削れる「鉛筆削り」が一般に使われ始めたのは、1950年代だと考えられているようだ。
「鉛筆キャップ」の歴史ははっきりしないが、いずれにせよこれら4つのアイテムは人類が手書きで記録していた場合に必須だったもの達だ。一緒に使う必要なもの同士なら、合体すれば便利というのは当然の発想で、「鉛筆」、「キャップ」、「消しゴム」、「鉛筆削り」の4つの機能をいかに組み合わせるかを、その後人類は悩み考え続けて来たようだ。
その1つの答えが、消しゴム付き鉛筆にキャップ兼エクステンダーと鉛筆削りまでが一体化した、ファーバーカステル社の「パーフェクトペンシル」だろう。筆者も何本かのパーフェクトペンシルを使っている。
しかし、「世界一高価な鉛筆」としても有名なパーフェクトペンシルは、高価なモデルは5万円ほどもする。最も安いもので3150円程度だ。この価格と、筆記時のバランス感覚や費用対効果を総合的に考えると、必ずしも「パーフェクト」とは言えないと思う。
本日ご紹介するのは、パーフェクトペンシルとほぼ同じコンセプトに立った、独KUM社の「Blue Ocean」で、筆者が購入した価格は1260円。パーフェクトペンシルの課題である価格性能比の点では、圧倒的に優れていると言ってよいだろう。
このBlue Oceanとパーフェクトペンシルとどちらを選ぶかは、この価格差を納得させるだけの価値を、パーフェクトペンシルやファーバーカステルのブランドに感じるかどうかが選択の分かれ目となるだろう。あらためて考えてみると、筆者にはそこまでのブランド価値に納得できる自信はない。そう思うと、KUM社のBlue Oceanに急に愛着が湧いてきた。
|
|
キャップの消しゴムとエクステンダーを外し、鉛筆削り部を取り出した。KUM社の鉛筆は少し短めでほんの少し細め。キャップやエクステンダーは国産の一部の太い規格鉛筆には合わない
|
KUM社のBlue Ocean(手前)と列ぶPerfect Pencil(奥の5本)。基本的にはまったく同じ機能を提供するが、価格差は数十倍近くあるモデルもある
|
商品名 |
実売価格 |
購入場所 |
独KUM社「Blue Ocean」 |
1260円 |
神保町「文房堂」 |
■ URL
独KUM社「Blue Ocean」通販ページ(分度器ドットコム)
http://bundoki.com/?pid=10944908
(ゼロ・ハリ)
2009/04/08 10:34
|
ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
Copyright (c) 2009 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
|
|
|
|
|
|